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*にまいめ【救護活動はこんな感じ】

「あ……副長ちゃん、魔物いるみたいだよ~。
 どうするの? まだ帰還準備できてないけど」

 ヨナスの言う方を見ると、この初心者さんたちと一戦を交えたらしい魔物が姿を現した。

「ん~~。おれが追っ払っとくから、みんなは帰る準備してね。
 オオアリクイならおれ一人で大丈夫だよ~」

「はいはい。じゃ、お願いね副長ちゃん(*'∀')」

 オオアリクイは、また現れたテリトリーを騒がす邪魔者に敵意を向けてくる。

「ん~おれたち、すぐにここから出てくからチョットだけ待ってくれないかなぁ~?」

 おれは敵意も怖い顔も向けず、言ってみる。
 その間も他の班のメンバーは冒険者さんたちを城へ運ぶ準備をテキパキ実行中。

 オオアリクイは、ジッとおれを見ていたけどフイッと背を向けて行ってしまった。

「おお~さすが副長ちゃん! 戦わずに魔物を追っ払っちゃったね(*'∀')」

「ん~。話の分かる子で良かったよ。できるだけ戦わない方がいいからね」

「やっぱりオレたちの副長ちゃん。アマアマでい~ね(*'∀')和むねぇ」

「なにそれ。なんかばかにされてる?」

「ばかになんかしてないよ~。なんか良いなって思っただけだよ~」

「むぅ……ホントかなぁ?」

 ヨナスはいつも、おれをからかうもんなぁ。

「副長さん、準備完了です。いつでも帰還できます」

「帰れますよ~、副長さ~ん」

 応急処置が終わって、冒険者さんたちを一カ所に集めたイェータとフアン。

「ホラホラ、副長ちゃん準備完了だって。城に帰るよ~」

 にこにこ笑顔でヨナスはおれの頭を軽くポンポンたたいた。
 むぅ~~~ヨナス、またおれを子ども扱いして~<(`^´)>

 ……でも、そうだね。
 今は冒険者さんたちを助けるのが一番だよね。
 ヨナスを怒りたいのを抑えて、おれは救護の方に専念することにした。

 まずはダンジョンなどから一瞬で脱出する魔法、リレミトを使って塔の外に出る。
 そのあと、ルーラを使って城へ帰った。
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