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第3話 ボクの大切な人

あの日から数日がたった…、
和真さんと結ばれてるのが夢のようで、、
夢じゃない。ボクはあれから和真さんと
会いたくてソワソワする毎日。でも…
ボクがこのお店で最初から
出てる時から指名してくれるお客さんが
いるんだ。大切な恩人でもある。
『城之内さん、遅くなってすみません!
久しぶりに結城様が来るってことで…
着替えに時間かかりました…。』
オーナーさんはボクのいつもと違う着物の姿に驚いていた様子。
(…赤色のツバキの着物似合うな…山吹。あと
…今日は17時からで結城 快斗様の予約
入ってる、時間だけは遅れないようにしろよ
『はい、もちろんです。着物は苧環さんと
雪椿さんから選んでもらったんです。
今日は、結城様と出会った
記念日なので…すごく楽しみ。ふふっ。』
(そうか。久しぶりの常連の指名だから
頑張ってこいよ。)
『ありがとうございます!』
パタパタパタパタパタパタ……………。





そして予約の時間ーーー。
(リンリンリンっ。)誰かお客様がきたみたい。
(いらっしゃいませ、結城様。お久しぶりです。)
❨お久しぶりです、オーナーさん。
山吹はいますか?❩
(いますよ。山吹、結城様いらっしゃったー
『はーい!お久しぶりです!結城様。』
それから結城さんとお部屋へ。
❨会わないうちにまたキレイになったね、イブキ。今日は何の日かわかるかな?❩
『………えっと、初めてボクと快斗さんが
出会った大切な記念日。』
……そういった途端、快斗さんはお姫様だっこをして…ボクを見つめながら……
❨………そうだね♡僕のために、おめかししてくれてありがとう、イブキ。❩と言って、
そっとキスをした……
『………(カアアアアァ。)
……今日は特別な記念日だったから、
雪椿さんと苧環さんから着物を選んでもらったんです。えへへ♡
すごく楽しみにしてました。』
ドスっ。…
さっそく、快斗さんはボクを押し倒し……
❨イブキ……俺からのプレゼント
受けとってくれないか?❩
『もちろんです。何でしょう?』
❨………渡すほうも恥ずかしいんだけど(笑)
女の子が着るワンピース。花柄にあうと思って。❩
『……わぁ。可愛い♡…今、きてもいいかな?
❨…OKだよ。じゃあ、ちょっと待ってるね。❩
『はい!ありがとうございます。』
それからボクはワンピースに着替えながら…色々なことを考えていた。
どうしよう…ボクは和真がいるのに…
最初からボクを見てくれていた快斗さん…も
和真と同じくらい好きで…どちらか付き合うことになったら……。でも、ボクは選べないよ…
ハッキリしない…
『お待たせしました。
どうかな?快斗さん。』
❨…すごく似合ってるね。選んでよかったよ。❩
❨ちょっと僕のところに座って、イブキ❩
わ。距離が近い…、快斗さんの温もりを感じる
『はい。』
❨僕、言いたいことがあってイブキにどうしても会いたかったんだ。聞いてほしい。❩





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