このサイトは1ヶ月 (30日) 以上ログインされていません。 サイト管理者の方はこちらからログインすると、この広告を消すことができます。

第2話 色とりどりの花

それから数日後。
和真さんから予約が早くも入った。当日は
いつもより気合いが入っていた。よし……
着物は百合風に、髪はゆるフワに。
城之内さんに予約の時間を確認しよ。
『城之内さん、和真さんの予約は何時に
きますか?』
〔18時からだよ、イブキ。
おまえ、今日気合い入ってるな……
珍しい…w〕
『和真さんに、キレイだからって言われたら
嬉しくなっちゃって…ついw』
〔なるほどな。夜、楽しんでおいて。〕
『ありがとうございます。』

そして予約の時間になり…………
〔いらっしゃいませ、紺野様。〕
「山吹はいますか?オーナーさん」
〔呼んできますね。今日のイブキは
いつもより綺麗になってますよ。期待しててくださいませ、紺野様。〕まさか…あの時俺がいったことを……聞いてくれたのか。
〔山吹、紺野様がいらしてる。〕
『はーい!行きますー!』
バタバタバタっ。
『和真さん!いらっしゃいませ!』
「山吹!久しぶり。百合の着物……とっても
似合ってる。あと髪飾りも。」
『…………(カアァ。) あ…ありがとう、和真さん。ボクもあまり着ない着物きてるので、
緊張しちゃう……。恥ずかしいです…』
あっ、城之内さんいたんだ……。
場所を変えよう(笑)
〔山吹が紺野様のために、特別に普段入れない部屋を用意しました。これは山吹からの
気遣いなので、気にしないでください。〕
「ありがとうございます、オーナーさん。
イブキ、ありがとう。………早くおまえに
会いたかったから、嬉しい。」
(カアァァァァァ…)
和真さん………。
『……この前のお礼ですよ、ボクからの。
………ボクも和真さんが来るの、待ちきれなかったです。』
それからボクは、和真さんと部屋に向かった








2/5ページ
スキ