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第2話 色とりどりの花

お互いにキョリが縮まった和真と山吹…
楽しい時間は過ぎていき、お別れのとき。
「イブキ、今日はありがとな。とっても
楽しい時間だった。」
『ボクもです!誰かとこんなに楽しい時間で
過ごしたの初めてだったから。』
「あの…………イブキを見た時…から
言いたかったんだけどさ…」
和真さん、なんか嬉しそう…?
『はい?』「おまえの髪……長くてキレイだからオシャレしたら可愛いくなれると思う…。」
えー。えっ?!和真さん?!
ボクのこと、やっぱり見つめてたのってこの
理由だったの?!
『…はい。ボクも次回会うときはオシャレしてきますね!』
うるっと視線を向けるイブキ…
めっちゃくちゃ可愛いじゃねーか……
「………期待………してる。」
『は…い…。もうこんな時間ですね、また
次回まってます、和真さん。』
「ああ。また来るよ、イブキ。」
チュっ。
えっ。頭にキスされた…?
「………またな。」
と過ぎ去っていった、和真さん。
その後、和真は帰宅し、
「母さん、ただいまー。」
《和真、おかえりー。》
ボスっ。俺はベットで山吹のことを
思いだしていた。
〈………俺、イブキが好きだ。………あの笑顔、
瞳、忘れられない……。ずっといっしょにいたい…おまえと。だから…俺がイブキを…幸せにするんだ。絶対に。今、心からそう思った。
この思いにウソはつけない。会いたい…
会いたい、イブキ…》
それぞれ想いがつのるイブキと和真。



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