第1章 キミとの出会い
今日は待ちに待ったお客様が来る日。
寝子たちは指名を受けることで、少しでも
生活できるお金を稼いでいる。それだけ
価値観が難しい寝子の世界なのだ。
ボクは山吹《いぶき》。人間とケモ耳のハーフでこの世界では一番下の価値になるかな…
途中までは育ててくれた母さまは、父さまと
ともに人間の世界へ。「2人で幸せになりたい方法が見つかったの。。。だからあなたにもきっと運命の人が見つかるわ。離れていても
ずっと私たちの娘よ。見守っていることを
忘れないで。」とナミダを流しながら人間の世界へ旅立っていった。
不思議なことに寝子と人間の世界の狭間にあるところなのに、追放がない…。前はけっこう人間のことを嫌っていて悪者しか思ってなかったらしい。今は人間の良いところを
見つけて、恋愛とかも自由だからそれほど
きつくはない。
そんなわけで居場所がなかったボクを
拾ってくれたのが城之内さん。
ボクの父さまとは知り合いのようで、ボクのことを頼んでいったらしい。
それから
このお店で働きはじめたボク…でもそこで
待っていたのは価値観のイジメだった。
雪椿さんたちが味方してくれて、今はなんとか仕事をこなしている。
ボクはあまり母さまの過去を知らないけれど
どうやらここで今の父さまと出会い、番になって夫婦になったらしい。母さまはボクより
苦労していた…だからそのためにも城之内さんに恩返しするつもりで…せめての自分自身の
希望になれば…。
自立して、頑張って働くんだよ、ボクは。
ギー…。
いよいよ運命のお客様が入ってきた。
果たして誰を選ぶのかな?
少しでも希望をかけよう…
寝子たちは指名を受けることで、少しでも
生活できるお金を稼いでいる。それだけ
価値観が難しい寝子の世界なのだ。
ボクは山吹《いぶき》。人間とケモ耳のハーフでこの世界では一番下の価値になるかな…
途中までは育ててくれた母さまは、父さまと
ともに人間の世界へ。「2人で幸せになりたい方法が見つかったの。。。だからあなたにもきっと運命の人が見つかるわ。離れていても
ずっと私たちの娘よ。見守っていることを
忘れないで。」とナミダを流しながら人間の世界へ旅立っていった。
不思議なことに寝子と人間の世界の狭間にあるところなのに、追放がない…。前はけっこう人間のことを嫌っていて悪者しか思ってなかったらしい。今は人間の良いところを
見つけて、恋愛とかも自由だからそれほど
きつくはない。
そんなわけで居場所がなかったボクを
拾ってくれたのが城之内さん。
ボクの父さまとは知り合いのようで、ボクのことを頼んでいったらしい。
それから
このお店で働きはじめたボク…でもそこで
待っていたのは価値観のイジメだった。
雪椿さんたちが味方してくれて、今はなんとか仕事をこなしている。
ボクはあまり母さまの過去を知らないけれど
どうやらここで今の父さまと出会い、番になって夫婦になったらしい。母さまはボクより
苦労していた…だからそのためにも城之内さんに恩返しするつもりで…せめての自分自身の
希望になれば…。
自立して、頑張って働くんだよ、ボクは。
ギー…。
いよいよ運命のお客様が入ってきた。
果たして誰を選ぶのかな?
少しでも希望をかけよう…
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