ひたすら銃をぶっ放して、
ひたすら敵らをハチの巣にして、
ただ、ひたすらに戦っていれば良かった、
そんな世界がいつまでも続くとは思わなかった。

…

ここはデジタルワールドの荒野。
2体の銃士デジモンが只管に互いの
実力をぶつけ合っていた

片方のデジモンの名前は
マグナキッドモン、
そしてもう片方のデジモンの名前は
ガンドラモンだ。

双方のデジモンはよく
一般的に喧嘩まがいな事を
してはその喧嘩まがいな事を通しては
互いの実力を切磋琢磨しては
そのたびにベル子こと
ベルスターモンに呆れられていた。

だが、喧嘩にアクシデントは
つきものらしい…

そしてその不運がついに
来てしまった時が来てしまった。


「…ガンドラモン…マグナキッドモンは
どこへ行ってしまったの？」

するとガンドラモンは

「悪い…勢い余ってどっかに
吹き飛ばしてしまったんだナ」

呆れるベルスターモン。
そして少し反省をするガンドラモン。
どうやらマグナキッドモンは
ガンドラモンの勢い余った
射撃をもろにうけてしまあい、
どこか遠くへ飛ばされてしまったようだ。

それから数時間も、
はては6時間以上も、
ひたすらガンドラモンと
ベルスターモンはマグナキッドモンを
探していたが、残念なことにマグナキッドモンは
見つからなかった。

「このデジ殺し！」

ベルスターモンの平手打ちが
ガンドラモンに炸裂する

「すまない、オレ、勢いアマッタ」

ガンドラモンとベルスターモンが、
共に散策のためにしばらく荒野を歩いていると
行き止まり先で電源の付いているパソコンを見つけた。

パソコンにはデジ文字で

「転送完了」

と書かれていたのだが、
すぐに電源が切れてしまった。

ようするにあれだ。
どこか未知なる世界へ
飛ばされてしまったようだ。