来ていた服を見事に剥がされたあげく、
それを奪われ情けない格好になってしまった
アルファモン助さん、そしてオメガモン格さん。
二人はぼとぼとと歩いているさなか
アルファモンはとあることに気がついた。

「なあ格さん？」

「なんだ助さん？」

（一応本番なのでちゃんと役柄の名前で
会話をしています。）

「俺たちもともと
服なんて着て？ねえじゃねえか！」

（今更気がついたのか…
でも一応二人？はマントも背負ってるから
着ている扱いになるのか？）

さて場面はお約束の入浴シーンに移る。

ロードナイトモンは風呂に浸かると
○美か○るのごとく色っぽい
（小説だとうまく表現できませんね）
しぐさでまるでかげろうお銀かのように
振る舞っていた。

なんとロードナイトモンは
水○黄門のDVDを
視聴し勉強していたのだ！

ちなみにあのお方に
内緒で裏でコソコソと
入浴シーンだけ視聴し、
研究していたのであった！
これはすごい！

ただここの風呂には問題が。

なぜならこの時代劇を撮影していた頃は
猛暑日でしかも風呂も凄く蒸し熱い状態だったので
ロードナイトモン演じるかげろうお銀は
正直言うとこのお風呂のシーンは一秒でも
早く終わってほしいと思っていたのだ。

「おのれガンクゥモン、後で
スパイラルマスカレードの餌食に
してやるからなぁ…」

と、えげつないことを考えているうちに
ロードナイトモンはのぼせてしまった。

こうして世にも情けない
お色気入浴シーンが誕生したのは
言うまでもなかったそうな。


かげろうお銀ならぬ、
（意識が）もうろうお銀の
誕生であった。