危ないですから、白線の内側までお下がりください
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「ご存知の方も多いかと思いますが、以前退職されましたかくかくが本日付で復帰となりました。ブランクがございますので皆様いろいろとサポートして頂けたらと思います。半年程度は駅行路内の誘導や窓口業務のサポート、その他事務作業を中心に動いていただきます。時期を見て今まで通りまたトレインにも乗車していただきたいと私共は思っている所存です。では何かございましたらどうぞクダリ」
「 かくかくが戻ってきてくれたこと嬉しい!ここ3年の間に入社した社員は知らないかもだけど、かくかくはギアステーションの勤務歴が凄く長い。僕達より長い。大ベテラン!逆にいろいろ教わる事も多いと思う」
朝の全体朝礼。
バトル部門の鉄道員を集めてサブウェイマスターのお二人がかくかくさんを改めて紹介しています。
お二人の隣に控える彼女は相変わらず凛としていて、立っているだけで独特の存在感を放っています。
「おはようございます。お久しぶりです皆さん。私のことを知らない人もいらっしゃると思いますので、初めまして。またギアステーションに戻れた事、大変嬉しく思ってます。先ほどノボリくん…いえボスから説明があった通り、私は所謂『出戻り』です。ブランクも長いし、わからない事もたくさんあります。また一から勉強させて頂くつもりです。どうかいろいろとご指導ご鞭撻の程よろしく御願いいたします」
自己紹介を終えた彼女へ皆から拍手が送られました。
4年前、トレインの乗客と恋愛の末に結婚し、寿退職したかくかくさん。
『これからは<幸せ>という名の駅に降り立ち、新たな一歩を踏み出します』ととても幸せそうな顔で満開の花束と共にギアステーションを後にした彼女。
(どうしてまた、ここで働こうと思ったんだろう)
かくかくさん、バトル大好きだもんなぁ。やっぱり恋しくなっちゃったのかな。
また一緒に働ける事は嬉しい。僕は素直に彼女が好きだし、皆もおそらくそうでしょう。
真面目でスパルタで、少し頑固なところもあったけれど、いつでもお客様とギアステーションを優先させて真摯に仕事に取り組んでいた事を僕は知っていますから。
「よろしくジャッキー。気心知れてる人が指導役で嬉しいわ」
「はい。ブランクの分は全力でサポートさせていただきます。不明点あれば何でもお答えいたします」
握手する僕達。かくかくさんの指導は僕が任命されました。
正直、大先輩に指導だなんて恐れ多いのですけれど。
元々彼女はバトル部門での新人育成やCS教育・・・お客様対応ですね。そういった基本的なマナーや研修に携わる担当もしていましたので。
「久しぶりやなかくかく〜。また帰ってくるとは微塵も思ってなかったわ」
「おかえりかくかく。久しぶりなのさ」
「オカエリ〜!元気ソウデナニヨリダヨ」
「クラウド〜!!ラムセス、キャメロン〜!!あんた達も元気そうね〜。またよろしく!」
そう言って3人と拳と拳を付き合わせているかくかくさん。
それぞれ「おう」「もちろんなのさ」「ヨロシク〜!」と三者三様の声があがりました。
かつての同僚たちと嬉しそうに微笑むかくかくさん。
ああ、この4人が揃っているのを見ると当時を思い出して嬉しくなりますね。
僕達の先輩で、今やギアステーションでもベテラン鉄道員と言われる3人。
クラウドさん、ラムセスさん、キャメロンさんとかくかくさんはほぼ同時期に入社しているので、同期と言って差し支えありません。この4人のマルチバトルをまた観れるかと思うと胸が熱くなります。
「クラウドさん達と同期かよ、ヒエ〜…こええ」
「滅多なこと言えねえ…」
「ていうか若っ!子持ちの主婦には全然見えないんだけど…化粧品何使ってるのかな」
新人たちの声が遠くで聞こえてしまい、思わず苦笑いしてしまいました。
これで当時のあだ名が『地獄のかくかくねえさん』だと知ったら彼、彼女らは何と言うでしょうか。
これを言うとセクハラになりそうですが、お子さんを産んだとは思えないほど以前と体型が変わらないので僕もひっそり驚いたのは事実です。
「あのさ、3人って今日終わった後予定入ってる?」
「特に予定入ってないで。ないって言うと何や寂しい男みたいでシャクやけど」
「今日は夜勤当番だけど途中なら抜けられるのさ」
「俺ハナイヨ。何ナニ?ドウシタノ? 」
「うん、ちょっと話がしたい。…あと、バトル」
にい。と笑うかくかくさん。
バトルと聞いて3人の先輩方は顔を見合わせてそれぞれ猟奇的な笑みをこぼしました。
2対2なら僕も是非ご一緒させていただきたいです。
(マルチバトルなら審判が必要ですよね?)
「 かくかくが戻ってきてくれたこと嬉しい!ここ3年の間に入社した社員は知らないかもだけど、かくかくはギアステーションの勤務歴が凄く長い。僕達より長い。大ベテラン!逆にいろいろ教わる事も多いと思う」
朝の全体朝礼。
バトル部門の鉄道員を集めてサブウェイマスターのお二人がかくかくさんを改めて紹介しています。
お二人の隣に控える彼女は相変わらず凛としていて、立っているだけで独特の存在感を放っています。
「おはようございます。お久しぶりです皆さん。私のことを知らない人もいらっしゃると思いますので、初めまして。またギアステーションに戻れた事、大変嬉しく思ってます。先ほどノボリくん…いえボスから説明があった通り、私は所謂『出戻り』です。ブランクも長いし、わからない事もたくさんあります。また一から勉強させて頂くつもりです。どうかいろいろとご指導ご鞭撻の程よろしく御願いいたします」
自己紹介を終えた彼女へ皆から拍手が送られました。
4年前、トレインの乗客と恋愛の末に結婚し、寿退職したかくかくさん。
『これからは<幸せ>という名の駅に降り立ち、新たな一歩を踏み出します』ととても幸せそうな顔で満開の花束と共にギアステーションを後にした彼女。
(どうしてまた、ここで働こうと思ったんだろう)
かくかくさん、バトル大好きだもんなぁ。やっぱり恋しくなっちゃったのかな。
また一緒に働ける事は嬉しい。僕は素直に彼女が好きだし、皆もおそらくそうでしょう。
真面目でスパルタで、少し頑固なところもあったけれど、いつでもお客様とギアステーションを優先させて真摯に仕事に取り組んでいた事を僕は知っていますから。
「よろしくジャッキー。気心知れてる人が指導役で嬉しいわ」
「はい。ブランクの分は全力でサポートさせていただきます。不明点あれば何でもお答えいたします」
握手する僕達。かくかくさんの指導は僕が任命されました。
正直、大先輩に指導だなんて恐れ多いのですけれど。
元々彼女はバトル部門での新人育成やCS教育・・・お客様対応ですね。そういった基本的なマナーや研修に携わる担当もしていましたので。
「久しぶりやなかくかく〜。また帰ってくるとは微塵も思ってなかったわ」
「おかえりかくかく。久しぶりなのさ」
「オカエリ〜!元気ソウデナニヨリダヨ」
「クラウド〜!!ラムセス、キャメロン〜!!あんた達も元気そうね〜。またよろしく!」
そう言って3人と拳と拳を付き合わせているかくかくさん。
それぞれ「おう」「もちろんなのさ」「ヨロシク〜!」と三者三様の声があがりました。
かつての同僚たちと嬉しそうに微笑むかくかくさん。
ああ、この4人が揃っているのを見ると当時を思い出して嬉しくなりますね。
僕達の先輩で、今やギアステーションでもベテラン鉄道員と言われる3人。
クラウドさん、ラムセスさん、キャメロンさんとかくかくさんはほぼ同時期に入社しているので、同期と言って差し支えありません。この4人のマルチバトルをまた観れるかと思うと胸が熱くなります。
「クラウドさん達と同期かよ、ヒエ〜…こええ」
「滅多なこと言えねえ…」
「ていうか若っ!子持ちの主婦には全然見えないんだけど…化粧品何使ってるのかな」
新人たちの声が遠くで聞こえてしまい、思わず苦笑いしてしまいました。
これで当時のあだ名が『地獄のかくかくねえさん』だと知ったら彼、彼女らは何と言うでしょうか。
これを言うとセクハラになりそうですが、お子さんを産んだとは思えないほど以前と体型が変わらないので僕もひっそり驚いたのは事実です。
「あのさ、3人って今日終わった後予定入ってる?」
「特に予定入ってないで。ないって言うと何や寂しい男みたいでシャクやけど」
「今日は夜勤当番だけど途中なら抜けられるのさ」
「俺ハナイヨ。何ナニ?ドウシタノ? 」
「うん、ちょっと話がしたい。…あと、バトル」
にい。と笑うかくかくさん。
バトルと聞いて3人の先輩方は顔を見合わせてそれぞれ猟奇的な笑みをこぼしました。
2対2なら僕も是非ご一緒させていただきたいです。
高みの見物
(マルチバトルなら審判が必要ですよね?)