つぶやき

80

2022/10/27 21:22
秋の夜長、というのは存外短く。
寒さに首がなくなるころ、紅葉も銀杏も絨毯になっていた。
さくさくと、冬の足音に聞こえそうな。
ざくざくと、霜まで降りてきそうな。
虫の声から北風のうねりに変わるような、そうしてまた季節が巡っていく。

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