2章 後編
それが、昨日の話。昨日までのはなし。
明日のテストを本気で頑張ってぶつかってみようと思った。
……まさか、またしても俺の秘密はクラスのみんなにバラされることなるなんて、ね。
二度あることは三度ある、か。
1度きりでよかったはずの後悔は2度も続いていた。
なら、せめて三度目は……、後悔ないようにやろう。怖いし逃げ出してしまいたいけれど。
それでも。
俺は……もう自分からも逃げない。
誰からも逃げ出したりなんてしない、声が震えて足がガクガクで崩れ落ちてしまいそうで格好悪いけど。
「、ほんとう……のこと、だよ!」
もう自分のなかの『本当』を逃げずに、受け入れたいんだ!!
もう『本当』を言えなかった後悔を引き摺らず、胸を張って生きていたい!
涙目になりながらも、視界がぼやけても、怖くても。目の前の小室くんを睨むのを辞めない。
目の前にいるのは、『友だち』だと思っていた人でもないし、俺に歪んだ好意を向けている人でもない。
ただ俺のことを辱めようとしたいだけの、ただの愉快犯だ。
それだけなら全然ましだ。そう強がった。
明日のテストを本気で頑張ってぶつかってみようと思った。
……まさか、またしても俺の秘密はクラスのみんなにバラされることなるなんて、ね。
二度あることは三度ある、か。
1度きりでよかったはずの後悔は2度も続いていた。
なら、せめて三度目は……、後悔ないようにやろう。怖いし逃げ出してしまいたいけれど。
それでも。
俺は……もう自分からも逃げない。
誰からも逃げ出したりなんてしない、声が震えて足がガクガクで崩れ落ちてしまいそうで格好悪いけど。
「、ほんとう……のこと、だよ!」
もう自分のなかの『本当』を逃げずに、受け入れたいんだ!!
もう『本当』を言えなかった後悔を引き摺らず、胸を張って生きていたい!
涙目になりながらも、視界がぼやけても、怖くても。目の前の小室くんを睨むのを辞めない。
目の前にいるのは、『友だち』だと思っていた人でもないし、俺に歪んだ好意を向けている人でもない。
ただ俺のことを辱めようとしたいだけの、ただの愉快犯だ。
それだけなら全然ましだ。そう強がった。