第一章 完結
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神が悟空に手をかざす。
「はっ!!」
一瞬でボロボロだった胴着が新品同様に変わった。
「ふっふっふ、やはりお前には亀マークのついた胴着が一番似合うわい」
「サンキュー!!」
「さて、じゃあこっちも…」
レギはしゃがみこんで未だ倒れたままのピッコロの口元に、仙豆を押し付けた。
「食べな。元気になれるよ」
「げーーーっ!!?」
「な、なにやってんのよ!?」
「レギ!?お前はまた何を始めとるんだーーっ!!?」
驚愕する周りに構わずレギはピッコロに仙豆を食べさせようとやっきになっていた。
ピッコロが、意識はあるのに一向に口を開けようとしないのだ。
「…口移しで食べたい?」
「っ…な!?」
「はいあーん」
レギの陽動作戦でピッコロが思わず口を開けたそのスキに仙豆を放り込む。
直後、ピッコロは跳ね起きてすぐにレギ達と距離を取った。
心なしか、レギを警戒しながら一同を睨み付けた。
「貴様…っ」
「よ、おつかれ」
ひらひらと手を振る。
最初に声をかけられた時のように軽く笑いかけるレギを、ピッコロは忌々しそうに睨み付けた。
「お前が死んじゃったら神様も死んじゃうからね」
「だ、だからって復活させることないだろー!!」
「でも、オラも宿敵がいなくなっちまうのはちょっとだけ寂しいしな」
「またお前は…っ」
「ふふん」
みんなが慌てふためくのに、レギは満足そうにふんぞり返った。
「右(悟空)に同じ」
「なんなんだよもうっ…」
悟空とレギについて行けなくてクリリン達は頭を抱えた。
今更ながら、神の中でわずかに後悔の念が滲んだ。
このレギという人物の存在が、今ここに及ぼしている影響を間の当たりにして…。
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