第一章 完結
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別に
命を取ることが
目的じゃないから
強いヤツと闘って
決して負けないために…
だから
どんなことがあっても
背中は見せないで
真っ正面からぶつかっていくんだ
第二十話
≪最後のかめはめ波≫
「みんな逃げろーっ!!!今すぐここから離れるんだ!!!」
武舞台から叫んだ悟空にチチが叫び返した。
「悟空さはどうする気だっ!?」
「オラは堪えてみせる!!」
「バカを言え!!いつまで強情を張るつもりか孫悟空っ!!」
説得しようと神が声を張り上げた時、ピッコロの技が完成した。
「ダメだ!もうみんなが脱出する時間がねぇっ!!」
「気功砲!!」
天津飯が地面に穴を開けた。
「おいみんな!死にたくなかったらこの穴に飛び込め!!悟空を困らせるな!!」
天津飯の機転にみんな穴に飛び込む。
「む、ムリだ孫…!!」
「てめー!モタモタすんじゃねえよ!!」
──ゲシッ
「あ」
「神だかなんだか知らねえがとっとと入りやがれ!!」
「ぶっ!!…さっすが金髪ランチさん…!!」
レギは笑いを堪えながらみんなが入ったのを確認し穴の前に立った。
「お、おいレギ!あんたも早く…」
「『帳(とばり)』」
──…キンッ
レギが前へ手を突き出し呟くと氷をぶつけたような涼やかな音がして、目に見えない壁が穴を取り囲んだ。
「こ、これ…!?」
驚いて見上げるブルマ達に、壁に向けて手を伸ばしたままレギはにこりと言った。
「大丈夫。上はあたしに任せて」
そして、
「死ねい!!!!!」
──ウオッ!!!
爆風が吹き荒れた。
風と土煙が収まりレギが帳を解除する。
「みんな、もう出ても大丈夫だよ」
「ご、悟空は!?」
穴の外は、武舞台が辛うじて形を残しているだけで、それ以外は建物も木も何もかも跡形もなく吹き飛んでいた。
「…勝った…!!」
勝利を確信するピッコロ。
だが、
「…あ、ご、悟空ーーっ!!!!」
「何!?」
「…どうだ、なんとか堪えちゃったもんね…」
ボロボロになりながらもしっかりと立つ悟空がいた。
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