第一章 完結
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「…ふん、信じるだのなんだのとくだらん」
ピッコロが見下すように鼻で笑った。
「何にしても同じことだ。貴様らに勝ち目などない」
「そんなことねえさ。おめえの技はもう見切った!」
「見切っただと?このピッコロ大魔王に勝てるというのか…!?」
「勝てる!!」
きっぱりハッキリ悟空は答えた。
ピッコロはわなわなと怒りに震えた。
「勝てるものか…勝てるわけがあるまい!!このオレは三年前の闘いの時よりさらにパワーアップしたのだ…!!」
「じゃあオラは、それよりも更に、もうちょっとだけ強くなったんだ!」
「ほざけーーっ!!!」
叫ぶと同時にピッコロがエネルギー弾を打ち出した。だがそれはパワーはあってもスピードがないもので。
「なんで今更そんな技を…げっ!?」
簡単に避けた悟空。だがエネルギー弾はその後をピッタリと付いて来た。
避けても避けても悟空から離れない。
「無駄だ!どこまでも追いかけていくぞ!!」
「そういうことか…!」
一瞬、悟空は逃げるのを止めた。
そして、
「どうした!?諦めたか!!…っな!?」
──どーん!!
それは悟空の作戦。
ギリギリまで引き寄せたエネルギー弾をピッコロの目の前でかわしピッコロ本人にぶつけたのだった。
爆発の煙が収まった後には肩から血を流すピッコロがいた。
「やった!奴は肩を痛めたぞ!!」
「そんな肩じゃもう闘えない。降参しろ!」
しかしピッコロは使えなくなった腕を肩からもぎ取ると新しい腕を生やした。
(再生するんだよな…)
彼らはそういう種族だから…。
レギは人事のように心の中で呟いた。
「…おのれ、このオレをここまで追い詰めるとは…許さんぞ!!ピッコロ大魔王様の最後の賭を受けるがいい!!!」
凄まじい勢いでピッコロの気が膨らんでいった。
それを見てレギがぽそっと漏らした。
全っく危険を感じさせない声で。
「ありゃ、こりゃヤバい」
「え!?何っ、何の!!?」
レギの緊張感ゼロな声でもさすがにヤバそうなものを感じ取ったブルマ。
「ここら辺一帯を吹き飛ばす技ぶっ放そうとしてるんだよ」
「「何でそんな落ち着いてんだー!?」」
ほぼ全員が同時に突っ込んだ。
.