第一章 完結
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「へっ!ひっかかったな!!」
悟空はピッコロの顔までジャンプするとピッコロとは反対の方へ気功波を放つ。
そのままなんと、ピッコロの口から中へと侵入!
「が、がはっ!!!」
まさかピッコロも口に入り込むとは思ってもいなかったから必死に吐き出そうとする。
そして…、
「かああっ!!」
ぽんっと悟空はピッコロの口から吐き出された。
その手に、小さな瓶を掴んで。
「天津飯こいつを!!」
「これは!」
「おお!あの娘が封じ込められた瓶か!!」
「フタを開けてくれーーっ!!」
「しまったあ!!!」
ピッコロが叫んだ時、封印のフタが開けられた。
瓶から吹き出た煙はまっすぐに神の入ったレギの肉体へと飛んでいきぶつかった。
煙が収まった時、一つだった影は二つになって。
「…まぶし……」
「…はっ、レギ!!」
「全く、乗っとるのも返すのも予告なしだね神様」
座り込む形でレギは眩しそうに目をすがめる。
隣で立っていた神に向かって苦笑した。
「レギさー!!」
「っわ、チチ!?」
飛びついてきたチチにレギは後ろへ倒れそうになった。
「よかっただ!今度こそ本物のレギさだな!?」
「うん、心配かけたね」
穏やかに微笑んだのに、クリリン達は確かに目の前のレギが本物だと確信することがでした。
…やっぱり、神様が入っていた時とは全然違う……。
でもなんか…と、最初の時とも雰囲気が違うような気もしていた。
「それにしても…」
ようやく外の光にも慣れてレギはぐるりと見渡した。
「随分と荒れてんだかスッキリしてるんだか…」
一通り見て、ピッコロの正体がバレたことで観客がいなくなったということに行き着くのに大した時間はかからなかった。
「大丈夫かレギが!?」
「おかげさんで、ありがとう悟空」
武舞台から心配する悟空に軽く手を挙げてみせる。
それからフタを開けた天津飯へ向き直った。
「天津飯、だったよね、フタ開けてくれてありがとう」
「な、なぜオレの名前を…」
「みんなのことも知ってるよ」
にっこり笑ってレギは言った。
「クリリンにヤムチャ、餃子、ブルマに亀仙人さんとランチさん。それからプーアルとウーロン。
悟空から色々と話は聞いてたからさ。
あんたは特に鋭くて、シェンの時でもバレそうになったけど」
「……あ、じゃああの時のは君だったのか…!」
「まぁね」
白桃桃との試合の時、鶴仙人の背後に感じた気配。
それがレギだったことをようやく気付かされたのだった。
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