第一章 完結
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意味が分からなくてきょとんとするチチに代わって悟空が詰め寄った。
「じ、じゃあまさか…!?」
「ああそうだ。魔封波によって封じられたのはレギだ」
「そんな…っ」
てっきり封印されたのは神だとばかり思っていた悟空は愕然とした。
だが、他のみんなには何がなんだか分からない。
「ど、どういうことだよ…?」
「私はレギの体を借りてここへ来たのだ。ピッコロと闘うために」
「…そういえば、さっきと雰囲気が違うような…あんたは一体誰なんだ…!?」
「この人は、神様だよ」
問い詰めた天津飯に、答えたのは悟空だった。
「か、神様っ!?」
驚く一同に、神は静かに語り出した。
「私とピッコロは元々一人の人間であった。ピッコロは、私が神になるために捨てた悪の心のなれの果てだ」
「…元々一人の人間…、ということは、ピッコロを殺せばあなた様も死んでしまわれるということですか!?だから魔封波を…」
亀仙人に神は頷いた。
「そうだ、神である私が人間の技を借りるとは情けない話だが、自分を殺さず奴を消し去るあの技はまさにうってつけだった…。だがそれもあっさり跳ね返され、私の代わりにレギが封印されてしまったのだが…」
自分のけじめを着けるためにここまで来たのに、結果的に取り返しのつかない事態にまでレギを巻き込んでしまったことは神にとって大きな誤算だった。
「…こうなってしまってはすまんが、孫悟空あとはお前に頼るしかない」
「ああ、必ずあいつを倒してレギも取り戻してみせるさ!」
負けてしまっては神にはもう手出しは出来ない。
悟空もそのつもりで強く頷いた。
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