第一章 完結
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神様の所で
一緒に過ごしてた
悟空に修行をつけて…
じゃあ、レギって
悟空の…師匠?
第十六話
≪シェン=レギ≫
控え室には亀仙人も駆けつけていた。
シェンはまだ目を覚まさない。
「…悟空よ、一体何がどうなっておるのか訳を話せ」
天津飯も悟空を問い詰める。
「そうだ孫、そのシェンも、マジュニアも、一体何者なんだ!?」
「やたら強いし、お前みたいに重い服着てた、し……」
そこでふとクリリンは言葉を止めた。
デジャヴのような、どこかで聞いたような錯覚を覚えたのだ。
それは、天津飯とヤムチャも同じだった。
「…ま…まさか………」
「ああ、こいつがレギだ」
「何ぃぃぃぃ!!?」
あっさり告げた悟空に、一同は目をひん剥いて驚いた。
チチだけが落ち着いて心配そうにずっとレギの手を握っていた。
「…チチは知ってたんか?」
「あ、ああ、レギさが教えてくれただよ」
意外そうに聞いた悟空にチチは小さく頷いた。
「…こりゃまたげたわい…、この娘が悟空に修行をつけていた者だったとは…!」
「ど、どうりで強いわけだぜ!!」
「…はは、オレなんかが適うわけがないはずだ…」
実際に闘ってまるであいてにされていなかったヤムチャは苦笑を浮かべた。
「…じゃあ、あのマジュニアという奴は何者だ…!?」
天津飯の問いかけに、悟空は静かに答えた。
「…あいつは、ピッコロ大魔王だ」
「な、なんだと!?」
悟空の答えに、しかしみんなはすぐには信じられなかった。
「バカな!!ピッコロならお前が完全に退治したはずだ!!」
「ああ、確かに倒した…」
「ならなぜ…!」
「ヤツはその三年前のピッコロの生まれ変わりだ」
「!!」
唐突に割って入った声に全員が振り返った。
『レギ』が起き上がりその顔には似付かわしくなく険しい表情を浮かべていた。
「奴は死ぬ間際卵を残しておった。…ピッコロの全てを詰め込んだその卵から生まれた奴は、ピッコロ大魔王そのものなのだ」
「た…卵だと…!?」
「そうだ、しかも前のピッコロより、はるかに強くなっている…」
「レギさ!まだ寝てた方がいいべ!」
立ち上がろうとした『レギ』をチチが慌てて支えた。
しかし、その手をやんわりと押し返して申し訳なさそうに言った。
「すまんが、今はレギではないのだ」
「え…?」
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