第一章 完結
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闇の中
遠い
背中
痛み
心の奥底は…
憎しみと悲しみの混沌
触れればたちまち
呑まれてしまう…
…目を背けてはいけない…
第十四話
≪綻び≫
『さて!次の第六試合!これもまた素晴らしい好試合が期待できそうです!!
二人とも無名の新人でありながら超達人!!マジュニア選手とシェン選手との一戦であります!!』
「…審判さん絶好調だなぁ」
外から聞こえる審判の声にレギは呑気な声で言った。
そこへ、チチを外へ待たせた悟空がやってきたのだった。
「レギ!!」
「よぅ悟空。お前本当にでかくなったね」
笑って言ったレギに悟空は口を尖らせた。
「なんで帰ってこなかったんだよ!オラ一緒に行こうと思ってずっと待ってたんだぞ!」
「その辺については神様が説明するよ」
そう言うと、レギの体から抜け出るように神が姿を現した。
レギは解放されたとばかりに思いっきり伸びをした。
「あ~っ、やっと憑き物が取れた!!」
「…レギよ、お前ろくな死に方をせんぞ…」
「間違ってはいない」
何の悪びれもなくレギはどーんと胸を張って言った。
「神様」
「孫、私がここへ来た理由は分かっておろう」
「うん、ピッコロのやつを倒しに来たんだろ?でもなんでわざわざ神様が…?」
「あんたじゃピッコロは倒せないからだよ」
「え!?」
そう言ったのはレギだった。
悟空は意外そうにレギを見た。
「あたし達が、ピッコロと神様のことミスターポポから聞いてたことを、神様は知ってたんだ」
そう、神とピッコロは元々一人の人間だった。
互いに一心同体の存在。
ピッコロを殺せば、神も死ぬということまでミスターポポはレギと悟空に教えてくれていたのだ。
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