第一章 完結
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聖地カリンで、鶴仙人と白桃桃を追っ払って、カリン塔を登り、
カリン様達の元をレギが後にしたあと…。
『お久し、神様』
『遅いぞレギ』
カリン塔の時とは違い、レギは舞空術で神殿まで帰ってきた。
そこでは、不機嫌そうに腕組みをしレギを迎える神がいた。
第十三話
≪レギと神様≫
『ごめーん、待ったあ?(←棒読み)』
『ふざけてる場合ではない』
『何さ?急に呼び出して』
『これから私は下界に行かねばならない』
『へ?何で…』
『だがこの姿のままで行くわけには行かないのだ。身を隠せる入れ物がいる』
『いや、てか、入れ物って…』
『お前だ』
『はあ!?』
『少し借りるぞ』
『ちょっと…!?』
レギの意識は暗転。
だが、倒れることはなかった。
体の主導権を奪った神が、具合を確かめるように手を握ったり開いたりする。
その姿が、神殿から消えた。
景色が変わった時、もうそこは神殿ではなく、南の島、天下一武道会の会場だった。
『成功だな。…うっ!?』
──ばたーん!!
突然体の自由が利なくなり、神、もといレギの体は顔面からコンクリートの地面に倒れた。
突然現れ、突然倒れたレギに、おっかなびっくりに野次馬が集まって来る。
『い……っきなり何するんだ!?』
『『!?』』
がばっと起きあがったのは、主導権を奪い返したレギだった。
またまた突然に起き上がったレギに野次馬達にビクッと波が起こる。
『って…………ここ、どこ?』
キョロキョロ見渡すレギの心に神が直接語りかけた。
『天下一武道会の会場だ』
『…なんで?』
『私も出るからだ』
『神様が人間と戦っていいの?』
『いや、私が戦うのは人間ではない』
聞きながら立ち上がりながら、服に付いた埃をほろう。
顔も拭ってみたら血が付いてきた。
Σげっ、鼻血!!
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