第一章 完結
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ライバル
親友
近くにいたのに
いつの間に
こんなに
離れたのだろう…
嬉しいような
寂しいような…
第十二話
≪悟空の成長:後半≫
「軽くなった軽くなった!」
全ての重りを外し悟空は飛び跳ねる。
「お待たせ!」
「…なるほど、そう言うことだったか。ますます面白くなってきたぜ!!」
試合が再開された。
「見せて欲しいもんだな。どれほどの違いがあるかを」
「うん!」
互いに距離を取った体制から天津飯が飛び出す。
悟空の姿がかき消え、すぐに追った天津飯と悟空の肘がぶつかり合った。
「確かに少しは早くなったが、オレのこの目からは逃れられんぞ!」
「へへ~。これなーんだ!」
「へ…?」
悟空は手に持っていたものを掲げて見せた。
と同時に、天津飯のズボンがずり落ちたのだった。
「…そ、そんなバカな…!それは、オレの帯か…!?」
「そうだよ」
悟空はケロッと答えた。
(速い!!)
屋根で見ていたマジュニアも驚くほどの素早さだった。
「…参ったぜ、まさかこれほどとはな…。だがオレは勝負を諦めた訳じゃない」
天津飯は不適に笑う。
「とっておきの出番が少し早くなっただけだ。とっておきの必殺技がな…」
「どうでもいいけどこれ返す」
「っ!!」
自分がパンツ丸出しなのをちょっと忘れていた天津飯。
「と、とにかくとんでもない必殺技だ!今の内に覚悟しておけ!!」
いそいそと帯を締め直す姿は、ちょっとまぬけだった。
「これから見せる技は、気功砲ほどの威力はないが、絶対によけられん!!」
「…とんでもない必殺技って…」
元の位置に戻っていたレギは一人考えていた。
以前悟空が教えてくれた天津飯の技の数々を…。
「…排球拳かな!?」
『…いや、違うと思うぞ…』
何か期待の眼差しをするレギに神が呆れたのは言うまでもない。
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