第一章 完結
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「ふふ…、思ったよりやってくれるじゃないか…」
「くそ~、堪えてねえか…!」
武舞台にマジュニアが降り立ち、再び睨み合う。
先に仕掛けたのはクリリンだった。
飛び出した真っ向攻撃はまたも避けられる。クリリンは素早くその後を追い更に攻撃を繰り出す。
マジュニアが空へ飛び上がれば、同じく武舞台を蹴り上へ。
相手を離さずぴったりと追いかけて来るクリリンにマジュニアは苛立つ。
「しつこいやつめっ!」
「あ!」
空中で止まったマジュニアがクリリンを蹴り飛ばす。
「やばい!場外だ!!」
誰もがクリリンの負けを覚悟したその時、
──ふわっ
「!!」
「えっ!?」
クリリンの体は、宙に浮いた。
「へへ」
空中で起き上がり、ニヤリと笑う。
亀仙人は思いもよらない弟子の成長に驚きっぱなしだ。
「し、信じられん!舞空術じゃ…!!」
「あいつ、自分だけでいつの間に…」
「すげえ!!すげえぞクリリン!!」
『ま、全く…何という試合でしょうか…、言葉がうまく出てきません…』
「…凄いなあのクリリンっての、あいつの動きによくついて行ってる」
予想外の好戦にレギも試合に見入っていた。
「…正直言って驚いたぞ、舞空術などにではなく、貴様の技や動き、そしてタフさにな」
「そりゃどーも…」
「ザコなどと言った詫びにわずかだけ見せてやろう。
このマジュニア様の実力をな…」
(…一体何をするつもりだ…?)
レギは油断なくマジュニアを見つめた。
「へへへ、実力か…おもしれぇ、見せてくれよ!」
「クリリン気を付けろ…!あいつの言ってることは本当だ!」
マジュニアの言葉ははったりなどではない。
悟空の言葉にクリリンも頷いた。
「…ああ、分かってる…」
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