第一章 完結
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『では、気を引き締めて第三試合を始めたいと思います。
クリリン選手対マジュニア選手です!!どうぞーっ!!』
大会は元の流れに戻り、審判の声が響き渡った。
「…いよいよあいつか」
『うむ。あのクリリンとやら、無事で済めばよいが…』
試合では手出しはできない。
レギと神様は見守るしかなかった。
第九話
≪第三試合・マジュニア≫
「クリリン気を付けろ。おめえの相手ははんぱじゃねぇぞ、最初っから飛ばしていけ!」
「え!あ、ああ…!」
確かに、ヤバそうな相手ではある。…が、チチが幸せそうに腕に寄り添っている悟空に言われて、クリリンは複雑な気持ちになった。
「…ちぇ、なんか調子狂っちゃったな…」
武舞台にマジュニアが降り立った。
「キザなヤロー」
「ザコめ」
『それでは、試合開始!!』
レギは初めの場所から動かずマジュニアを見つめた。
「…さて、手並み拝見…」
マジュニアは余裕の笑みを浮かべクリリンを挑発する。
「いつでもいいぜ。かかってこい、ザコ」
「ザコ…?やーなやつだなお前。そんじゃ遠慮なくいかせてもらうからな」
クリリンが構える。
そして両の拳を脇に縮めた構えから一気に気を放った。
「くだらん技だ…何っ!?」
両手から放たれた気弾は二つ。
マジュニアはそれをあっさりとかわすが、気弾はぐんっと曲がり、空へ飛んだマジュニアを追いかけた。
マジュニアはすかさず目から放った光線で気弾を撃ち落とすが、その時には、クリリンがその背後に迫っていた。
──バキィ!!
最初の攻撃に気を取られていたマジュニアは避ける間もなく殴り飛ばされた。
「すげえ!!」
見事な戦略で先制攻撃を食らわせたクリリン。
前回の大会より確実に強くなっている親友に見守る悟空にも熱が入る。
たが、殴り飛ばされたマジュニアは場外には落ちなかった。
空中で止まり、面白そうにクリリンを見た。
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