第一章 完結
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人違い?
勘違い?
大きな間違い!!
驚愕の
決着
第八話
≪第二試合・合言葉は『んだ!』≫
「よし!じゃあ行ってくるだレ…でなかった、シェンさ!!」
「おう!あのバカたれにバシッと決めてこい!!」
「んだ!!」
気合い十分すぎるチチに、レギも背中を押して完全応援。
理由が理由だ。悟空の肩を持つ気など微塵もない。
武舞台に立ち二人が並んだ。
悟空は不思議そうに匿名希望を見た。
「…なんかおめえいつも怒ってんなぁ、それに匿名希望って、それおめぇの名前なんか?」
「自分の胸さ聞いてみれ!!」
「へ!?」
素っ頓狂な声を上げる。
「どうも分かんねえな…。おめえオラのこと誰かと間違えてねえか?」
それを聞いて匿名希望は険しい表情のまま叫び返した。
「間違えてねぇ!おめ孫悟空だろ!!」
「いや、そうだけどさ…」
どうにも心当たりが思い浮かばないらしくて悟空は困ったように頭をかいたのだった。
『よろしいですか!?
それでは第二試合、始めて下さい!!』
「っと!!」
審判の号令と同時に匿名希望が飛び出す。
悟空はそれをかわしながら質問を飛ばす。
「オラおめえに会ったことあるかなあ!?」
「ある!!」
それは力一杯の返事だった。
「ほんとかっ!?い、いつ!?」
「ほら見れ!!なんもかんも忘れちまってっからおらハラ立ててるだよ!!乙女心も知らねえでよ!!ずーーーっと待ってただぞ!!」
「な、何をさ…!?」
悟空は匿名希望に勢い負けして防御で一杯一杯。
なんとか思いだそうと考えるも、やはりそれらしい人物に心当たりがないらしい…。
審判も前代未聞の展開にどうしたらよいか分からず、マイクを持ったままポカーンとしたままだ。
「約束も忘れちまっただか!?」
「や、約束!?」
繰り出された肘鉄を上へと跳び回避する悟空。
「約束って、オラが!?おめえと!?」
「そうだ!!」
匿名希望も飛び上がり休む間もなく技を繰り出す。
「な、なんのことかよう分からんが、あの娘かなりの達人じゃぞ」
「え!?」
その呟きにブルマが亀仙人を見た。
「しかも、我が亀仙流に似ておる…」
(亀仙流…!)
レギは観客席側から聞こえてきた声にそちらを見た。
(じゃああの人が亀仙人のじっちゃん…)
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