第一章 完結
夢小説設定
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「…そ、そういうことだったか…」
ことのあらましを説明すると匿名希望はようやく落ち着きを取り戻した。
「それじゃあ、シェンって名前は…?」
「もちろん偽名。本当の名前はレギ」
「そうけ、おらはチチって言うだ」
言ってにこっと微笑んだ。
笑えば随分可愛らしくてレギは少し面食らう。
こんな可愛い子が、わざわざ名前を隠してまで悟空に会いに来た訳って…。
「…匿名希望で登録してるって事は、チチも訳あり?」
その途端、チチはレギの肩にガシッと掴みかかった。
「そうなんだよ!!悟空さはおらと約束をしてただ!なのに、全然会いに来てくれねくて、もう六年も経ってるだよ…」
六年…。
(…少なくとも、あたしは六歳児に見られてたのか…。ていうか、悟空のやつ、この子に一体どんな約束をしたんだ!?)
チチは、待ちきれなくなって自分から会いに行くと決心し、この天下一武道会に出場したという。
前回の大会で優勝を逃した悟空なら必ず来ると分かっていたから。
「だのに、せっかく悟空さ見つけのに、声かけたら『おめぇ誰だ?』って…!!」
わっ、と手で顔を覆ったチチ。
「そりゃ確かにヒドいわ(あんのバカ)
…それで、あいつとどんな約束してたの?」
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