第一章 完結
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第六話
≪偽名同士の乙女同盟≫
「それでは出場が決定した選手の皆さんはこちらの方へお集まり下さい!」
審判の指示で予選を通過した八名の選手が集まった。
「では早速ですが、くじ引きによりトーナメントの対戦相手を決めたいと思います」
(…なんか、見てる…超見られてる…)
突き刺さる視線に、レギは帽子の下で思いっきり目を泳がせていた。
(悟空がめちゃくちゃこっち見てる~~!!!)
じぃ~~~。
(…なーんかどっかで見たことあるような気がすんだよなぁ、あいつ…)
「悟空どうしたんだよ?早くクジ引きに行こうぜ」
「あ、あぁ…」
クリリンが悟空を引き連れ、レギはようやく解放された。
「相変わらず遠慮のない…」
ため息を吐いてレギもクジを引きに行った。
第一試合、白桃桃VS天津飯。
第二試合、悟空VS匿名希望。
第三試合、マジュニアVSクリリン。
第四試合、シェンVSヤムチャ。
(…シェン、かぁ…、やっぱ聞いたことねぇ名前だな…)
(…大魔王の生まれ変わりだから『マジュニア』ねぇ…)
(悟空さってば、さっきからずーっとあの子の方ばっかり見てるべ!!絶対思い出させてやるだ!!)
それぞれの思いを胸に、いよいよ天下一武道会が始まる!!
「っとその前に…」
試合の前に用を済まそうとトイレへ向かうレギ。
そのあとをこっそりつけていく者がいた。
その人物はレギが男性ではなく女性の方へ入っていったのを見て慌てて追いかけた。
「…ど、どういうことだべ…」
「あ…あの時の」
帽子をはずし鏡の前に立つレギを見て、駆け込んだ人物、匿名希望は愕然とした。
「お、おめえさ…お、女の子だったのけ!?」
「まあ、色々事情があってね」
帽子を被り直すレギ。
そうすると、どこから見ても少年にしか見えなかった。
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