第一章 完結
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その場の空気は一瞬で凍り付き、そして、少女の表情がみるみる怒りに変わる。
「バカ!!!!」
「っ!?」
悟空に向かって怒鳴ったのはその一言だけ。
ぷいっと踵を返し振り返らずに離れて行ってしまった。
「な、なんだあいつ…」
「お、おい悟空!!」
少女が去った後はクリリン達からの問い詰めの嵐だった。
「今の子じゃないのかレギって!?」
「そうだよ!髪だって黒くて長かったし!」
「いやぁ、レギはもちっと長かったぞ」
「でも、悟空の名前呼んだし、お前の知り合いで女って言ったら、もう他にはブルマさんかランチさんくらいしかいないだろ!?」
「でもレギじゃねえ」
「じゃあ一体どこで知り合ったんだあんな可愛い子!!!」
「本当に知らねぇって!オラあんなやつ会ったこともねえもん」
「ウソ言え!そういう雰囲気じゃなかったぞ!」
悟空がウソなんてつけないのは分かっていたが、クリリンは尚も食い下がった。
悟空ばかりに女の子の話が出て悔しかったから。
「お前本当に神様の所で修業してたんだろうな!ちくしょ~いいな~!!」
「そういえば、そのレギは大会に出るのか?」
と聞いたのは天津飯だ。
「それが、神様んとこ出てくる時まで帰ってこなかったから分かんねえんだよな~。天下一武道会のこと話たら出てみてぇって言ってたから、たぶん来てるとは思うんだけどさ、見当たんねぇし」
「そうか、ぜひ一度手合わせ願いたいものだ」
「おめぇならそう言うと思った」
不敵に笑う天津飯に悟空も同じ様に笑った。
そして、予選開始の合図が会場内に響き渡った。
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