第一章 完結
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時間は少し戻って。
「なぁ悟空、そのレギってさ、強いんだろ?」
クリリンに聞かれて、悟空は自分のことのように嬉しそうに笑った。
「ああ強ぇぞ!オラ修行つけてもらってたかんな!でも二年くらい前に出て行っちまったんだ。世界を旅したいんだって」
それを聞いてクリリン達は目を丸くした。
「世界を旅って、変わった奴なんだな」
「お前に修行付けていたとは一体何者なんだ?そのレギという男は」
すると、今度は悟空が目を丸くした。
「何言ってんだ天津飯!レギは女だぞ」
「「「え」」」
悟空以外の目が点になり。
「「「えええええ!!!?」」」
一斉に驚きを吐き出し、周囲の選手達からギョッと注目された。
「お、おお女!?」
「ああ」
「お、俺はてっきり厳つい感じのムキムキマッチョかと…」
「ずいぶん偏った想像だな」
ヤムチャに天津飯が突っ込んだ。
「レギは、クリリンくらいの背かな?」
「へ?俺と同じくらい…?」
「…より、もう少しでかかったかも…」
「Σがーん!!」
クリリンがちょっと涙目になった。
なんせ二年くらい前の記憶である。
悟空の曖昧なレギ情報に一同は振り回された。
「あでも、髪は長かったぞ。黒髪で」
その時だった。
――とんとん。と、悟空の肩を叩く者がいた。
「ん?」
「孫悟空」
振り返った悟空に、にこっとかわいらしい笑顔を向けた少女。
長い黒髪の、女の子。
クリリン達が『あ!』と声に出さず息を飲む中、悟空は少女の顔を覗き込み、
とてつもない一言を言い放った。
「誰だおめぇ?」
「っ!」
(((え!?この子じゃないのかよ!!?)))
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