第三章 前編 (編集中)
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とりつく島もなく一方的に置いていかれて、ブルマは次第にわなわなと震え始める。その顔も、般若のように怒りの形相に変わっていき、
「……な、な、な、何が『あたしに関わったらダメだよ』よ…!ふっざけんじゃないわよ!!!」
「ブ、ブルマさん落ち着いて!!」
「これが落ち着いていられますか!!!」
「…こ、恐い…」
火山の噴火が如くマジ切れするブルマに悟飯はすでに涙目だった。
「怒るわよ!恨むわよ!!こんな勝手なことばっかりして、どんだけ心配かけてると思ってんのよ!!バカレギ!!!」
激怒するブルマに、もう何を言っても耳に入らないと悟ってクリリンはなだめるのを諦めた。
少なからず、自分にも同じ思いがあったからだ。
「クリリン君!悟飯君!」
「分かってますよブルマさん、オレだってこのまま逃げ帰るなんて絶対イヤですからね!悟飯、レギの気配を追うぞ!」
「はい!……あ、でも…」
「ねえ、レギは『あたし達が乗ってきた宇宙船』って言ってたわね、誰かと一緒に来たって事?さっきの連中、レギを見て『囚人服』って言ってたけど、捕まっていてここに来たってことは…」
「絶対ベジータですよ!あいつがレギを単独で行動させるわけがない。それに『スカウターを持った奴ら』って言ってた。あの遠くで感じた嫌な気だとすれば、敵は複数いるんだ…!ベジータとの関連性は分からないけど……」
「その連中も、ここのドラゴンボールを狙って来たと考えた方が良さそうね。……だとすれば、ベジータとも敵対してる可能性はないかしら……」
「あ、あの……」
「とにかくここで考えてても仕方ないわ!あんた達早くレギを追って!!」
「はい!」
「それなんですけど!」
「「え…?」」
そこでようやく悟飯の声が二人に届いた。
「どうしたんだよ悟飯?」
「レ、レギさんの気、感じられないんです。今は気配を消してるのかも…」
言われてクリリンもレギの気を探って、ようやくその事に気付いた。
「……ははは、きれいさっぱり消してやがる、さすがだな…」
「か、感心してる場合じゃないでしょ!どうすんのよ!?」
「こうなったらどうしようもないすよ」とクリリンは肩をすくめる。
「居場所が分かんなきゃ探しようがないスから、レギが気を放つのを待つしかない。…今の内にオレ達も安全な場所に移動しよう。この場所からはなるべく早く離れた方がいいだろうし」
「あ、そうね…」
現状、このままでは埒が明かないことから、ひとまずブルマの怒りも収まった。
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