第二章 完結
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
――…また、邪魔された
(…誰…?)
――まあいいや。近いうちにね、きっとその時話そう…
(………ウェイゼル?)
――違うよ。あたしは…
「………ぅ…」
深海から浮上するように、ゆっくりと意識が覚醒した。
誰かが側にいたような気がするけど、もう分からなかった。
とても、長い夢を見ていたような気がする。
青い星で、大きくなったあの子が強くなるんだって、一生懸命になって修行してた。
(…何の、ためにだったっけ…?…そうだ、確か『ピッコロ大魔王』を倒すんだって…)
…ピッコロ、大魔王…。
……ピッコロ!!
瞬間、記憶が鮮明に蘇った。
「あっ…」
──ガシャン!!
「……え?」
動こうとして、レギは初めて自分の体の自由が利かない状態な事に気付いた。
「…な、何これ……」
そこは、石の壁に囲まれた薄暗くてカビ臭い部屋だった。
両腕は壁に備え付けられた手錠で括り付けられ、両足も同じ様に重い枷が着けられていた。
見覚えがあるそれらの拘束具に、心の底が冷たくなった。
(…カッチン鋼、こりゃ外すの面倒だな)
それは、諦めじゃなく、確信。
宇宙一硬いと言われる金属を、こんな風に加工できる技術を持つ所は、レギの知る限りたった一カ所しか存在しない。
絶対的支配の下で、ただその機嫌を損なわないように振る舞う他にない。
かつて自分も身を置いていた所。
星は違っても、環境は変わらない。
懐かしいなんて
笑ってしまうね
全くこんなの
冗談じゃない
第十八話
≪囚人≫
(…あれからどうなった…悟飯達は…)
「お!起きたんじゃないか?」
「ああ本当だ。おい、気分はどうだ裏切り者?」
恐らく分厚いであろう扉のに設えた小窓から、こちらを確認した見張りがからかうように声をかけてきた。
「…あたしがここへ来てからどれくらい経った?」
「おい口を利いたぜ!こんな状態でまともに喋れるとは見上げた根性だ!」
「お前、自分の状況を分かってんのか?こうして生かされてるってだけで奇跡なんだぜ?」
(面倒な連中だ…)
レギはため息を吐いた。
「時間を聞いただけの簡単な質問だろ、黙って答えろ」
「んだと!?」
ちょっとつついてやればすぐに頭に血を昇らせて、扉越しに相手の殺気が膨らんだ。
「親の復讐なんてくだらねぇことで星一個ぶっ飛ばしたくせに!!」
「やっぱりイカレてるぜ!今の内に殺っちまうか?オレ達がやれば手柄に…」
「誰が殺して良いと言った?」
「「ひっ!?」」
唐突に響いた声に、外の殺気は面白いくらいに消えていった。
.