第二章 (編集中)
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「レギ!」
「おっと焦るなよ。お前達はちゃんとオレがあそんでやるからよ」
すぐさま手助けに向かおうとするが、当然それは許されなかった。
一同の前に立ちはだかるナッパに、一気に冷や汗が溢れ出す。
その様子を楽しむように、ベジータが笑う。
「あの裏切り者が栽培マン共にやられるのが先か、貴様等がくたばるのが先か…」
「へっへっへ、さぁて、どいつから片付けてやるかな…?」
「くそっ…!」
「やるしかあるまい!」
状況は一気に最悪になった。
(っ、ナッパが動いた!)
急いでみんなの所に戻りたいのにその距離は引き離されるばかりだ。
胸騒ぎが止まらない。
(くそ…っ)
「ギギィ!!」
「邪魔だっ!!!!」
右手に持った斬気で五匹を一気に斬り伏せ飛びかかってきた一匹を蹴り飛ばしエネルギー弾をぶち込んだ時、その向こう側に頭をこちらに向けて構えているのが見えてしまった。
「ちっ!」
横っ飛びにかわしながら持っていた斬気を飛ばす。開いた頭に斬気が命中した栽培マンはそのまま絶命したが、噴射された液体がレギがいた場所の地面を溶かし嫌な臭いを放った。
更に、避けた先でも待ちかまえていた栽培マンが間髪入れず攻撃を仕掛けてくる。
対処しながら、焦りが募っていく。
「……ラチが明かないな」
レギは一度、高く上空へ飛んだ。
すかさずそれを追って栽培マン達も飛び上がる。
高く高く昇っていくレギをしつこく追う栽培マンがほぼ一列になった時、レギは急停止。
振り上げた右腕を一気に突き出した。
「っだ!!!」
──ッドン!!
それは掌波の改良型。何重にも圧縮した掌波を打ち出す『ツミハ』。
加えて、掌波は目には見えない衝撃波。栽培マンはほとんど何をされたかも分からないまま体を射抜かれ、骸となって地面へ落ちていった。
それでも数体残っていた栽培マンが再びレギに飛びかかろうと狙いを定めた。
しかし、
──…ボンッ‼
「!?…」
突如、残っていた栽培マンは爆発しバラバラになって落ちていった。
「…なかなか面白い発想だな」
「っ!…」
声に振り返れば、そこにベジータが佇んでいた。
「あれだけの数の栽培マンを相手にしてそこまで戦えるか。さっきの掌波といい、この星でただ遊んでいたわけではない訳だ」
「ベジータ…」
「だが、その間に向こうは一匹…いや、もう一匹くたばったようだな」
「…!!」
ベジータの言う通り、ヤムチャの気が消え、餃子が自爆で死んでしまったのを感じ取ってしまった。
天津飯も瀕死の状態だ。
何のためにこんなことを…なんて、聞くだけ無駄なことだと嫌でも知っていて、レギはありったけの敵意を持ってベジータを睨み付けた。
「…仮にもサイヤ人の王子ともあろう者が、誇りもくそもないな。こんなことして楽しいなんて、見下げ果てたよベジータ」
「フン、弱い犬ほど良く吠えるもんだ。なんとでも言え。貴様にはいくつか聞きたいこともあったしな、答えてもらうぞ」
「………っ!!」
その瞬間、天津飯の気が大きく乱れ消えていくのを感じてレギはベジータに目もくれず飛び出していった。
「やれやれ、これじゃあゆっくり話も出来んな」
仕方がないという風に肩をすくめてベジータも後を追った。
.