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天下一武道会会場。
大会が終わり、人気のなくなった会場に、突如悲鳴が響き渡った。
「ク、クリリンの声だ!!」
友の悲鳴に悟空は会場へ駆け込んだ。
「クリリン!!!」
「何だ!?何があった!?」
亀仙人、天津飯達も駆けつけた。
「クリリン!!」
悟空はクリリンを抱き上げた。
その側で倒れている審判の男は辛うじて意識があった。
顔だけ上げて、なんとか事情を説明する。
「…ば、化け物が現れて、大会の出場者の名簿と、変な玉を奪って逃げた……」
その時悟空が、静かに呟いた。
「……し、死んでる」
「何!?」
「…クリリンが、殺された……!!」
じわりと悟空の心に怒りが広がっていった。
「ば、化け物じゃと…?悟空のドラゴンボールと名簿を奪って…?」
「ク、クリリンさんは必死に阻止しようとしたのですが、何しろ恐ろしい奴で…」
「ち…ちきしょう!!ちきしょう…!!!」
親友を殺された悲しみと怒りが悟空の中で爆発した。
「ブルマ!ドラゴンレーダー持ってるか!?」
「へ?あ、あるけど…」
「借りるぞ!!」
状況が飲み込めないままのブルマの手からレーダーをひったくると表へ駆け出した。
「ま、待て悟空!!」
「筋斗雲ーー!!!」
「待てと言うにっ!!命令じゃぞ!!!」
しかし亀仙人の言葉も耳には入らず、悟空は飛び出してしまった。
「近くに二つある…動いてる!こっちだ!!」
怒りに駆られたまま、レーダーを頼りに日の暮れかかった空へと消えてしまった。
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