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とある三人組が海底深くより引き上げた電子ジャーを開けていた。
──ボン!!
「「「うわわ!!?」」」
小さな爆発と共に煙が吹き出る。
「「ピピピラフ様!!」」
「う、うろたえるな!!」
部下二人に渇を入れながら自分も逃げ腰になりながら、ピラフは煙より現れた女性を見上げた。
黒い髪は長くたゆたい、黒装束を身にまとう。
死に神の様にも見えた。
「………」
その女性が、ゆっくりと瞼を開けた。
焦点の定まらぬ目でぼー…っとどこを見るともなく見ていたが、
「……ど…な!?げっ!!!!」
「「「どなげ?」」」
「こ、ここは外か!?」
突然、虚ろに開けていた目をカッと見開いた。
焦ったように辺りを見渡し、すぐ側の三人組をその黒い瞳に映した。
「お主等が封印を解いたのか!?」
「い!?いや、…封印!?」
「わ、我々はただこの電子ジャーを開けただけで…」
「それが封印を解いたというんじゃーー!!!」
「ひえぇぇ!!!」
見た目に反してなぜかジジ言葉を発する女性。
さらにその背後に、大きな影が現れ女性は後ろを振り返る。
「…ここは…」
「封印の外じゃ。どうやらこの者達が開けてしまったようじゃ」
女性の頭二つ分ほど上をいく男だった。
辺りを見渡し、女性の指す三人組を見た。
「外、か…」
「ああ。まあ、こうして出たのも何か縁あってのことじゃろう。大丈夫。今度はわしも一緒におるぞ」
「………」
安心させるように微笑んだ女性に、男は聞こえていないように顔を背けたまま。
「どうし…」
──ドスッ
「え……」
男の手刀が、女性の胸に、心臓に突き立てられた。
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