最後の再会
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ーー【ピッコロ大魔王様、目的の場所に到着しました!】
飛行機のエンジン音と一緒に、女の声が響き渡った。
――やはり来たか…。
船は悟空達の丁度真上に停止した。
その船から響いた声には聞き覚えがあって、ツクヨミはどこか他人事のように呟く。
――あの時わしらの封印を解いた連中じゃな。やはり行動を共にしておったか。
「…ピッコロ大魔王…待てよ、どっかで聞いたことが……思い出した!!」
一人ぶつぶつと言っていたヤジロベーがハッとして急に慌てだした。
首に下げていたドラゴンボールを急いではずし悟空に押し付ける。
「お、おい孫!!これやるよ!」
「どうしたんだよ急に?」
「い、いや、急に用を思い出してよ、じゃあな!」
一方的に別れを告げるとそのままどこかへと消えてしまった。
「へんなやつだなぁ」
悟空はヤジロベーから渡されたドラゴンボールを首に下げて、きっと飛行船を見上げた。
その悟空の前へ、ピッコロ大魔王が降り立つ。
「…なるほど、そこにもう一つのドラゴンボールがあったか」
「おめぇが親分か!!」
噛みつく悟空に、ピッコロは面白そうに笑みを浮かべた。
「このピッコロ大魔王様の恐ろしさを知らぬか。かなりの年月が経っておるから無理もないか。
しかしな、わしは武道家を見るとつい殺してみたくなるのでな。お前のようなアリのフンほどのくそガキでもだ」
「うるせぇナメクジのフン!!!」
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