別々の心
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300年前のあの日を、
忘れた日などなかった。
大恩師が命を賭けて
世界を守ったあの日を…
あの術の恐ろしさも、
自分の無力さも…。
痛いほど思い知ったあの日を…。
そして今、
──あの術は決して使うな。
世に残してはならんのじゃ。──
分かっている、と、答えるのが精一杯だった。
(…ならば、わしはどうすればよいのですじゃ…)
問いかけても、答えなど返ってくるはずもなかった。
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