別々の心
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「…ツクヨミ様、一つ、確認しておきたいことがございますじゃ…」
亀仙人が言いにくそうに切り出した。
「…あなた様が殺されたのは、この一年以内ですか…!?」
――何…?
ツクヨミは亀仙人の質問の意味が分からず眉根を寄せた。
だが、ブルマ達にはすぐに分かった。
「そ、そうよ!ドラゴンボールがあるんだわ!ツクヨミ、もしあなたが亡くなったのがこの一年以内ならドラゴンボールで生き返ることが出来るわよ!!」
――…どらごんぼーる?
「あのね…」
オウム返しに聞くツクヨミ。
ブルマが大まかな説明をした。
――…なる程、そんなものが世にあったとは…。
「…七つ集めればどんな願いも叶う…!?」
天津飯もツクヨミと同じく、ドラゴンボールのことを初めて聞き驚いていた。
ブルマは強く頷く。
「そう、クリリン君だって生き返らせることが出来るのよ!どうツクヨミ!?」
――…残念じゃが、わしが死んだのは一年以上前のことじゃ。
「…あ、そう、なの…」
ツクヨミの返答にがっくりと肩を落とすブルマ。
――…もとより、今更わしなどが生き返ったところで…。
「え…?」
――いや…。
きょとんと見上げてきたブルマにツクヨミはかぶりを振った。
そしてふわりと浮き上がる。
――わしは行く。寄る所もあるのでな。
「え!?」
唐突のことに全員がツクヨミを見た。
――事が事じゃ。たぶんお主のことじゃろうから生きていると思って知らせに来たまで。後、久々に顔を見にも、の。
「ど、どちらへ行かれるのですか!?」
見上げて叫ぶように聞いた亀仙人に、ツクヨミはサラッと答えた。
――教えん。(どーん)
「「「ΣΣええええっ!!?」」」
それは、その場の誰にも二の句を告がせぬ即答だった。
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