別々の心
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「それが済めばいよいよ世界征服じゃ!!」
「ピ、ピラフ様、ひょっとして我々はとんでもない奴を甦らせてしまったのでは…!!」
「ほ、本当に世界の半分を分けてくれるでしょうか…!?」
今更になって、封印を解いた時、ピッコロ大魔王と一緒にいた女性の言葉が思い出された。
『お主らが封印を解いたのか!?』
あの反応はどう考えても『封印を解いてくれてどうもありがとう!』という和やかなものではなかった。
「…そういえばピラフ様、あの女性…」
「あのまま置いてきてよかったんですかねえ…?」
不安そうに聞いてくるマイとシュウ。
ピラフも気になっていた。
何しろ、目の前でいきなりこのピッコロ大魔王に刺されたのだから。
意を決して、ピラフは口を開いた。
「う……あ、あの、ピッコロ大魔王様…」
「…なんだ?」
ぎょろりとピッコロ大魔王がピラフを見やった。
それだけでピラフは縮み上がる。
「…あ、あの…、封印から出られた時、一緒にいた女性の方とは、どういうご関係で…?」
「………」
その途端、ピッコロ大魔王の目の色が変わった。
凄まじい殺気をぶつけられ、直接睨まれたピラフだけじゃなくマイとシュウも金縛りにあったように体が動かなくなった。
「あ…わわわわ…」
「…二度とくだらんことは聞くな」
「…は、はいいぃぃ!!!」
震える奥歯で返事をするのがやっとだった。
「一刻も早く七個全て集め入れ再び若さを手に入れねば…。わしの体に圧倒的なパワーが甦るのだ…」
ピッコロ大魔王はタンバリンに名簿に載っている武道家の抹殺を命じた。
そして、ドラゴンボール集めの方にはもう一人の戦士を産み出すことにした。
「いけません!!大魔王様、これ以上タマゴをお生みになって体力を使われるとますます老化が進み、世界を手中に治める前に死んでしまいますぞ!」
慌てたピアノにピッコロ大魔王は笑って見せた。
「若さを手に入れるまでの辛抱だ。あと数回は魔力を使っても死にはせん」
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