別々の心
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亀仙人が少し落ち着きを取り戻したところで、ブルマがおずおずと進み出た。
「…あの~、そろそろ私達にも分かるように説明してもらえないかしら?ツクヨミ…さんって、本当に亀仙人さんのお知り合いなの?とてもそうは見えなくて…」
――ツクヨミさん付けなどくすぐったい。で構わぬよ。
最初に言った通りじゃ。わしはこやつ(亀)の師匠でもあった武泰斗の孫…と言っても、わしは養女で実際は血の繋がりはないがな。
色々詳しいのは、同じ寺院の中で、わしは弟子達の世話係をやっておったからじゃ。
「…な、なる、ほど…」
頷きながらも、やはり疑問が残る。
((どうしてこんなに若いの!?))(そりゃまぁドリームですから☆)
――…ピッコロは復活し、もう手を広めておる。
その童も…。
ツクヨミは天津飯の腕に抱えられているクリリンに目を向けた。
「…あ、わ、我々が来た時には」
――ピッコロの手下にやられたのだな。わしは見えておったが何もできんかった。不憫なことをした。
申し訳なさそうに目を伏せた。
ふわりと近付き、そっとクリリンの額に手を伸ばした。
すると、開かれていたクリリンの目が静かに閉じた。
――この者の魂を眠らせた。
魔族に殺された者の魂は、成仏出来ずに永遠に世をさまよい苦しむのだという。…気休めでしかないが、今のわしにはこれくらいのことしかしてやれぬ故…辛抱しておくれ。
「…いえ、十分ですじゃ、ツクヨミ様」
亀仙人も先程の憤りを修めてツクヨミに頭を下げた。
弟子の死は大きなショックだった。魔族に殺されたのなら尚の事。
クリリンの魂を救ってくれたことに心から感謝した。
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