別々の心
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「…ツ……ツクヨミ…様…?…ほ、本当に、あなた様なのですか?」
訝しむツクヨミに、亀仙人がようやく絞り出すように口を開いた。
ツクヨミはふわりと振り返る。
――たわけ。脳みそまで狼狽したか?なら、修行時代のお主の秘密を打ち明けてもいいのだぞ?
こやつはなぁ、修行僧の身でありながら自室にいかがわしい本を何冊も何冊も…、
「っあーーー!!」
心当たりがあるのか亀仙人は吠えた。
――他にも酒などしょっちゅう出てきてなぁ。あれは他の連中ともやっておったのか?ん?
じとーー…。
「な、なんじゃお前達!そんな目でわしを見るな!!」
――お爺様に見付からぬよう、わしが毎度毎度片付けてやった恩義も忘れおって……。
「……め、面目こざいませぬ……」
ああ、やっぱりその頃からそーなのか…、とヤムチャ達が冷たい視線を送った。
――ま、よい。これで信じたか亀?
「…で、ですが、なぜその様なお姿に…?」
――死んだからであろうな。
「で、ではやはりあの影響で…」
――いやいやいや、
ツクヨミはぶんぶんぶんと手を振り否定。
――殺されてしまったのじゃよ。ピッコロに。
「はい…?」
――なんの迷いもなく心の臓を一突きよ。めでたくわしは、即死じゃ。
「…なんっですとおおお!?」
ツクヨミのあまりにもあっけらかんとした告白に、再び亀仙人の叫びがこだました。
そして現在に至る。
「なぜこのようなことに…!!」
――(そんなの、わしの方が知りたいわい)
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