アラバスタ編 第一話
ワンピースアラバスタ編
オカマの弟子アラバスタで暗躍する組織、その一員でありながら恩師の教育で仁義を貫く。オカマの弟子でも身も心も女の子。師匠一筋。愛情一発。変化(ヘンゲ)は出来ても心は変わらない。砂漠を飛び出し大海原へ⁉
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ボロボロになった部下を大木に押し付け、そのこゆい顔でズイッと迫った。
「言っっってみなさーいよーうっ!!!0ちゃんの司令はなに!?」
「…っあ、“アラバスタ”“リトルガーデン”間の直線航路でMr.3を抹殺せよと…!!」
苦しそうに言う部下を更に締め上げながらボン・クレーは続けた。
「そーよねそーよね!?だからあちし達はアラバスタからこのリトルガーデンへ一直線にやって来たのよう…」
押しつけられた大木がミシッ、と音を立てた。
「それが何!?何なの!!?逢えもせずにこのリトルガーデンに着いちゃったじゃないっ!!あんた達がMr.3の船を見落としたんじゃなくって!?」
「いや…そんなハズは…」
その瞬間、プチッと、音を立ててボン・クレーがブチ切れた。
「そんなハズなくてどうしてここまで来ちゃうのよーう!!!これじゃあちしはマヌケ!?Mr.マヌケ!?ミス・マヌケ!!?どっち!?」
「…いや、ミ、ミスタ…」
「おだまりっ!!!」
どっちに答えても哀れな部下の末路は同じだった。
「とにかく、この大切な時期にこんなヤッツケ任務しくじってる場合じゃなァいのよーう!!失敗は許されない!!しくじればきっとMr.1のペアがあちしを殺しに来るわ!!
冗~~談じゃない…、わァかってんのう!!?」
「ひやーーっ!!!」
ボン・クレーの剣幕に部下はもうチビりそうである。
「オカマケンポーの餌食になりたくなきゃ探すのよう!!Mr.3を!!!」
そうして一行は船へ乗り込んだ。
「超全速前進スワンダ号でアラバスタへ向かうのよぅ!!
いいコト!?小舟一隻たりとも見逃すんじゃないわよーう!!?」
「ハイッ!!Mr.2・ボン・クレー様っ!!!」
「全く!!こんな時に限って…、ちょっとだーれか!ミス・ハロウィンと連絡取ってちょーだいな!!」
--ギクッ
途端に、部下達は一斉に肩を震わせた。
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