アラバスタ編 第一話
ワンピースアラバスタ編
オカマの弟子アラバスタで暗躍する組織、その一員でありながら恩師の教育で仁義を貫く。オカマの弟子でも身も心も女の子。師匠一筋。愛情一発。変化(ヘンゲ)は出来ても心は変わらない。砂漠を飛び出し大海原へ⁉
旧フォレストページでサイトに掲載していた小説です。
続きを書く予定は今のところありません。
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「あそこだーっ!!」
「あ!あれは、超全速前進スワンダ号!!」
「「それ名前!?」」
ゾロとナミの声が重なった。
少女はナミ達に向き直り深々と頭を下げた。
「みなさん、本当にお世話になりました!」
「もうあんな無茶すんじゃないわよ」
「はい」
ナミに諭されて照れ臭そうに苦笑した。
そして、こっちでも…。
「アラ!もうお別れの時間!?残念ねい…」
「「エ゛ーーッ!!!」」
「悲しむんじゃないわよう!旅に別れはつきもの!!でもこれだけは忘れないで…」
振り返って、涙がキラーンと光った。
「友情ってヤツァ…、付き合った時間とは関係ナッスィング!!!」
「また会おうぜー!!」
そうして、二人は自分達の船に乗り込んだ。
スワンダ号の乗組員が少女を見て仰天した。
「ぉおお!?ご無事でしたか!!ミス・ハロウィン!!!」
「お帰りなさいませ!!」
その瞬間、ルフィ達の動きが止まった。
「ミ……ミス?」
「…どっかで似たようなのを…」
「みなさん、ご心配おかけしました」
「さァ行くのよお前達っ!!!」
「ハッ!!Mr2・ボン・クレー様!!!」
「「M.r・2!!!?」」
「あいつが、Mr.2・ボン・クレー!?」
しかし、全てを知った時には、彼らは既に白波の彼方。
そして、その事実に一番衝撃を受けていたのは、意外にもビビだった。
「ビビ!お前顔知らなかったのか!?」
ルフィに問われがくりと膝を着いた。
「ええ、私Mr.2とMr.1のペアには会ったことがなかったの…、能力も知らないし!!…噂には聞いていたのに…」
「噂?」
「えぇ、…ミス・ハロウィンは、敬語を使うおさげの女の子、Mr.2は、大柄のオカマでオカマ口調…。二人はいつもお揃いの白鳥のコートを愛用してて、背中にはおかま道(ウェイ)と…」
「いや気づけよ」(ビシッ)
「だ、だって!ミス・ハロウィンはマントしてなかったから…」
「それ以外は全くそのまんまだったじゃない!!」
ルフィ、ゾロ、ウソップの容赦ないツッコミが入って、ナミも呆れ果てた。
.