涙の卒業式!
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「円堂くーん! 瑞貴ちゃーん!」
「オウッ、おはよう!」
「おはよう、秋ちゃん!」
「おはよう!」
合流してきたのは木野秋。挨拶したあと二人が繋いでいる手を見て微笑ましそうに笑う。
「相変わらず仲がいいね」
「へへっ。まーな」
「うん」
秋も円堂に好意を持っていた一人なので、最初は複雑な思いもあったが今は二人を見守っている。同様に円堂へ想いを寄せていた女子たちもそうだが、どちらかといえば瑞貴への好意が大きいので泣かせたら円堂に容赦しないと誓い合っているのだ。
「ちょっと緊張しちゃうね」
「わかるわかる。中学生活最後の日だから、尚更かも」
「そうか? 俺、嬉しくって! なんだか昨日からワクワクが止まんないんだよなぁ」
「「フフッ」」
緊張など微塵も感じていない円堂に、瑞貴と秋は顔を見合わせて苦笑するのだった。
「――おはようございます!」
「「「!」」」
前から声が聞こえて顔を向けると雷門中の制服を着た宇都宮虎丸がいた。彼は小学校卒業後、迷いもなく雷門中に入学してもちろんサッカー部に所属している。
「オウッ、早いな」
「虎丸、おはよう」
「おはよう」
「キャプテン! 瑞貴さん! 卒業おめでとうございます!」
「なんだよ急に? こんな所で」
「俺、どうしてもみんなより先にキャプテンと瑞貴さんに挨拶したかったんです。お二人に初めて会った『ここ』で」
「「ここ……?」」
虎丸の言葉に不思議に思った二人は周りを見渡すと、思い出したのか顔が綻ぶ。
「あっ!」
「そういえばここだったね!」
「あんときは、まだ小学生だったよな」
「今じゃ同じ中学に通う、私たちの後輩だもんね」
そう――この場所は日本代表候補が集まった日に虎丸と出会った場所だ。彼は雷門中の場所がわからなくて道に迷っていたとき、遅刻しそうと走っていた二人を発見してあとを付けていた。まあ、バレバレであったが。
「俺、キャプテンと瑞貴さんと同じチームでサッカーやれて嬉しかったです!」
「あのさ、虎丸。雷門のキャプテンはもう俺じゃないぞ? 今のキャプテンは――」
「わかってますって! だけど、俺の心の中のキャプテンは円堂さんですよ。そして副キャプテンは瑞貴さんです」
「私も?」
「はい! だから聞いてください!」
「よし。なんだ?」
「雷門中サッカー部は任せてください! フットボールフロンティア全国大会三連覇は、俺のシュートにかかってるんですからね!」
「がんばって! 雷門のエースストライカー!」
「えへへっ」
秋に激励を受けて虎丸は照れくさそうに顔を赤くする。中学三年のフットボールフロンティア全国大会の優勝も雷門中となった。去年よりパワーアップしたため激しい試合も何度もあったが見事優勝する。
そして次の大会は後輩たちが出場することになり、虎丸は新たなエースストライカーとして期待されている。
「俺、二年になったらもっとスゴいシュートを編み出しますよ!」
「楽しみにしてるね!」
「期待してるぞ、虎丸!」
「はい! 瑞貴さんや豪炎寺さんだって超えてみせますよ!」
「おお~! 大きく出たな!」
「前言撤回。楽しみにしてるけど、私だって負けないよ! レベルアップに一番必要なのは心意気なんだから!」
引退前まで得点王を競うほどだった、サッカー部のエースストライカーと副キャプテンを超えると虎丸は宣言した。本人が目の前にいるにも関わらずである。
「それにいつかキャプテンより俺が魅力的だって、瑞貴さんに気づいてもらいますから!」
「みぎゃ!?」
「あら」
「ダメダメ! 瑞貴は俺の! こればかりは大きく出ても譲らないからな!」
相変わらずの挑発的な笑みに瑞貴は驚き、秋は目を見開き、円堂はすかさず拒否した。両想いになっても虎丸は全然あきらめる気がないようだ。
「オウッ、おはよう!」
「おはよう、秋ちゃん!」
「おはよう!」
合流してきたのは木野秋。挨拶したあと二人が繋いでいる手を見て微笑ましそうに笑う。
「相変わらず仲がいいね」
「へへっ。まーな」
「うん」
秋も円堂に好意を持っていた一人なので、最初は複雑な思いもあったが今は二人を見守っている。同様に円堂へ想いを寄せていた女子たちもそうだが、どちらかといえば瑞貴への好意が大きいので泣かせたら円堂に容赦しないと誓い合っているのだ。
「ちょっと緊張しちゃうね」
「わかるわかる。中学生活最後の日だから、尚更かも」
「そうか? 俺、嬉しくって! なんだか昨日からワクワクが止まんないんだよなぁ」
「「フフッ」」
緊張など微塵も感じていない円堂に、瑞貴と秋は顔を見合わせて苦笑するのだった。
「――おはようございます!」
「「「!」」」
前から声が聞こえて顔を向けると雷門中の制服を着た宇都宮虎丸がいた。彼は小学校卒業後、迷いもなく雷門中に入学してもちろんサッカー部に所属している。
「オウッ、早いな」
「虎丸、おはよう」
「おはよう」
「キャプテン! 瑞貴さん! 卒業おめでとうございます!」
「なんだよ急に? こんな所で」
「俺、どうしてもみんなより先にキャプテンと瑞貴さんに挨拶したかったんです。お二人に初めて会った『ここ』で」
「「ここ……?」」
虎丸の言葉に不思議に思った二人は周りを見渡すと、思い出したのか顔が綻ぶ。
「あっ!」
「そういえばここだったね!」
「あんときは、まだ小学生だったよな」
「今じゃ同じ中学に通う、私たちの後輩だもんね」
そう――この場所は日本代表候補が集まった日に虎丸と出会った場所だ。彼は雷門中の場所がわからなくて道に迷っていたとき、遅刻しそうと走っていた二人を発見してあとを付けていた。まあ、バレバレであったが。
「俺、キャプテンと瑞貴さんと同じチームでサッカーやれて嬉しかったです!」
「あのさ、虎丸。雷門のキャプテンはもう俺じゃないぞ? 今のキャプテンは――」
「わかってますって! だけど、俺の心の中のキャプテンは円堂さんですよ。そして副キャプテンは瑞貴さんです」
「私も?」
「はい! だから聞いてください!」
「よし。なんだ?」
「雷門中サッカー部は任せてください! フットボールフロンティア全国大会三連覇は、俺のシュートにかかってるんですからね!」
「がんばって! 雷門のエースストライカー!」
「えへへっ」
秋に激励を受けて虎丸は照れくさそうに顔を赤くする。中学三年のフットボールフロンティア全国大会の優勝も雷門中となった。去年よりパワーアップしたため激しい試合も何度もあったが見事優勝する。
そして次の大会は後輩たちが出場することになり、虎丸は新たなエースストライカーとして期待されている。
「俺、二年になったらもっとスゴいシュートを編み出しますよ!」
「楽しみにしてるね!」
「期待してるぞ、虎丸!」
「はい! 瑞貴さんや豪炎寺さんだって超えてみせますよ!」
「おお~! 大きく出たな!」
「前言撤回。楽しみにしてるけど、私だって負けないよ! レベルアップに一番必要なのは心意気なんだから!」
引退前まで得点王を競うほどだった、サッカー部のエースストライカーと副キャプテンを超えると虎丸は宣言した。本人が目の前にいるにも関わらずである。
「それにいつかキャプテンより俺が魅力的だって、瑞貴さんに気づいてもらいますから!」
「みぎゃ!?」
「あら」
「ダメダメ! 瑞貴は俺の! こればかりは大きく出ても譲らないからな!」
相変わらずの挑発的な笑みに瑞貴は驚き、秋は目を見開き、円堂はすかさず拒否した。両想いになっても虎丸は全然あきらめる気がないようだ。