神への願い! トリップ少女の答え‼
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(彼らが……『次元と時空の神・シィング=エターナル』ではなく『一人の人間・神崎シン』を必要としてくれる……。そして瑞貴……君が僕個人がこの世界と交流し続けることを願っている……?)
「もちろん神としての責務は忙しいだろうけど、ときどきは会いに来てほしい。私自身の嬉しいことや楽しかったこと、辛かったことも知ってほしい。それに永遠にシンと会えなくなるのは嫌だから『私自身の欲』になってるでしょ?」
「……ハハッ、どうしてそう君は僕を驚かせるんだろうね。確かにその通りだ。――いいよ、君の願いを叶えよう」
シンは長杖を掲げると、周りから長杖に光吸い込まれていく。
「我は次元と時空の神・シィング=エターナル。我の神の資格と名に懸けて、対象者・井上瑞貴の願いを叶える」
パアアァァアアア――!
次いで蓄えた光を最大限に高めて長杖から放たれる。眩しい光が放たれる中でシンの体が光った。
そして光が消えるとシンは神の姿から人間の姿に戻った。長杖もバッジとなってシンの手にある。
「シン……私の願いは叶ったの?」
「うん……これで僕はこの世界と神界を自由に行き来できるようになった。――ありがとう、瑞貴」
「お礼を言うのは願った私だよ。――ありがとう!」
瑞貴は感極まってシンに抱きついた。願いが叶い、これからもシンに会えるのだと知って、とても嬉しく思ったからだ。
(本当にありがとう、瑞貴。僕の――新たな願いを叶えてくれて。これからも君を見守るよ。神としても、一人の存在としても)
シンも本当はこの世界と交流を続けたかった。それを瑞貴が『自分の欲』として願ってくれて、驚きもしたが嬉しかった。
☆☆☆☆☆
数日後。ライオコット島の空港でロココ=ウルパを始めリトルギガントがコトアールに、フィディオ=アルデナを始めオルフェウスがイタリアに帰る日が来た。円堂大介も共に行ってリトルギガントの指導をすることにした。第二の故郷として愛着があるから、という意味もあるだろうが。
大介と響木正剛は再び来る別れとして、時間が来るまで師弟の会話を交わしていた。
「大介さんに教えてもらったサッカーを、今もこうして続けていられるのは円堂守と井上瑞貴との出会いがあったからです」
『嬢ちゃん、名前は?』
『井上瑞貴。雷門中サッカー部・副キャプテンをやってます!』
あのとき瑞貴が異世界人と打ち明け、自分が協力者に選ばれなかったら……。
『勝負だ!』
『勝負だと?』
『おじさんが三本シュートを撃って、俺が三本とも止めたら監督をやってくれ!』
あのとき円堂が勝負を仕掛けて勝てなかったら……響木は今でもサッカーへの情熱を失ったまま、ただのラーメン屋の店主になっていただろう。
「一度はサッカーをあきらめた私を、グラウンドに引き戻してくれた……」
「守と瑞貴ちゃんはキッカケに過ぎんよ。お前の中でくすぶっていた、サッカーへの思いという名の熱い炎があったからこそだ」
大介と響木は少し離れた場所にいる円堂と瑞貴とロココとフィディオを見る。楽しそうに話している彼らのこれからの成長が楽しみでたまらない。
「ハハッ、サッカーとは不思議なものですな。教えているつもりが、逆に教えられることのほうが多い」
「ウム。おかげでこの歳になってもまだまだ成長できる……だからやめられんのだよ、サッカーは」
選手を指導している立場でも選手が成長する姿を見て学ばされることがあるのだと、響木と大介は思った。
「もちろん神としての責務は忙しいだろうけど、ときどきは会いに来てほしい。私自身の嬉しいことや楽しかったこと、辛かったことも知ってほしい。それに永遠にシンと会えなくなるのは嫌だから『私自身の欲』になってるでしょ?」
「……ハハッ、どうしてそう君は僕を驚かせるんだろうね。確かにその通りだ。――いいよ、君の願いを叶えよう」
シンは長杖を掲げると、周りから長杖に光吸い込まれていく。
「我は次元と時空の神・シィング=エターナル。我の神の資格と名に懸けて、対象者・井上瑞貴の願いを叶える」
パアアァァアアア――!
次いで蓄えた光を最大限に高めて長杖から放たれる。眩しい光が放たれる中でシンの体が光った。
そして光が消えるとシンは神の姿から人間の姿に戻った。長杖もバッジとなってシンの手にある。
「シン……私の願いは叶ったの?」
「うん……これで僕はこの世界と神界を自由に行き来できるようになった。――ありがとう、瑞貴」
「お礼を言うのは願った私だよ。――ありがとう!」
瑞貴は感極まってシンに抱きついた。願いが叶い、これからもシンに会えるのだと知って、とても嬉しく思ったからだ。
(本当にありがとう、瑞貴。僕の――新たな願いを叶えてくれて。これからも君を見守るよ。神としても、一人の存在としても)
シンも本当はこの世界と交流を続けたかった。それを瑞貴が『自分の欲』として願ってくれて、驚きもしたが嬉しかった。
☆☆☆☆☆
数日後。ライオコット島の空港でロココ=ウルパを始めリトルギガントがコトアールに、フィディオ=アルデナを始めオルフェウスがイタリアに帰る日が来た。円堂大介も共に行ってリトルギガントの指導をすることにした。第二の故郷として愛着があるから、という意味もあるだろうが。
大介と響木正剛は再び来る別れとして、時間が来るまで師弟の会話を交わしていた。
「大介さんに教えてもらったサッカーを、今もこうして続けていられるのは円堂守と井上瑞貴との出会いがあったからです」
『嬢ちゃん、名前は?』
『井上瑞貴。雷門中サッカー部・副キャプテンをやってます!』
あのとき瑞貴が異世界人と打ち明け、自分が協力者に選ばれなかったら……。
『勝負だ!』
『勝負だと?』
『おじさんが三本シュートを撃って、俺が三本とも止めたら監督をやってくれ!』
あのとき円堂が勝負を仕掛けて勝てなかったら……響木は今でもサッカーへの情熱を失ったまま、ただのラーメン屋の店主になっていただろう。
「一度はサッカーをあきらめた私を、グラウンドに引き戻してくれた……」
「守と瑞貴ちゃんはキッカケに過ぎんよ。お前の中でくすぶっていた、サッカーへの思いという名の熱い炎があったからこそだ」
大介と響木は少し離れた場所にいる円堂と瑞貴とロココとフィディオを見る。楽しそうに話している彼らのこれからの成長が楽しみでたまらない。
「ハハッ、サッカーとは不思議なものですな。教えているつもりが、逆に教えられることのほうが多い」
「ウム。おかげでこの歳になってもまだまだ成長できる……だからやめられんのだよ、サッカーは」
選手を指導している立場でも選手が成長する姿を見て学ばされることがあるのだと、響木と大介は思った。