神への願い! トリップ少女の答え‼
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《自分の欲なら叶えるって言ったじゃねぇか!》
《し、しかし世界を支配するなど……!》
過去の経歴を信じて選んだが、結局『神への願い』という大規模が深い欲が出て後悔する神もいた。
何度も何度もその光景を目撃し、神界に戻る神もいれば願いを拒否して別世界に飛ばされる神も今まで見てきた。それがシンを地上へ行くという欲を足止めさせていた。
(僕は……地上に行けるのだろうか? 対象者を信じれるだろうか?)
☆☆☆☆☆
「しかも僕は立場上から特殊で、選んだ者を他の世界にトリップさせなければならない。だから今まで地上に降りたくても降りられなかった。でもそんなとき……瑞貴と出会ったんだ」
「私と……?」
「バッジを落としたのは誤算だった。神の資格の証だから焦ったよ。神王様に許可をもらいに行ったけど、こう告げられた……」
『先に拾った者がいれば、その者の願いを叶えろ。さもなくば力と記憶を失って別世界へと飛ばす』
神の証を失くしたから当然と言えば当然かもしれない。シンは地上へ降りてバッジを探しまくった。先に自分が見つけよう……そうすれば対象者の願いを叶える必要はない。
「でも瑞貴が先にバッジを見つけた。あのときから君はトリップする運命になったんだ」
「それってもし、拾ったのが私の親友や他の人だったら……」
「その者を対象者としてトリップさせてたよ。もちろんその世界から対象者の記憶を失くしてね」
一歩間違って悪人がバッジを拾ってしまったら、シンも他の世界へと飛ばされた神と同じ運命を辿っていただろう。
「瑞貴が拾ってくれたから僕の対象者は君になった。否が応でもね。念のため経歴を調べたら、君は暗い過去を持ちながらも前へと進んでいく人間だった……僕はそこに賭けたのさ。でも――僕はこの運命に感謝している。君がバッジを拾ってくれてよかった」
「!」
そのとき浮かべたシンの表情は今まで見た以上だった。心からの『嬉しい』という気持ちを表している。
「話が長くなったけど、一つ聞きたいことがあるんだ」
「何?」
「瑞貴はどうしてその願いを選んだの?」
瑞貴が願いを告げた時点でシンはその叶えなければならない。どんな願いが来るのかと覚悟していたら、まさか『自分がこの世界の交流を続けること』だ。驚かないわけがない。
疑問の表情を浮かべるシンに対し、瑞貴は優しく微笑んだ。
「……私にとってシンはトリップさせた神様で…お兄さんで…守や仲間とは違う頼りになる存在だった……。でもタイムリミットに気づいたら嫌な予感がしてならなかった。シンのことだから記憶は消すだろうけど――心の中で何かが失うのは間違いなかった」
タイムリミットについては『予感』でも、記憶を消したら心の中を失うことは『間違いない』と断言した。
「それはきっと守たちイナズマジャパンや雷門中サッカー部、一哉、瞳子姉さん、久遠監督や響木監督だって同じ。みんなよく言ってるんだよ? 『神崎さんの練習メニューのおかげでプレーがうまくなった』、『神崎さんに相談に乗ってもらってよかった』とか」
「みんなが……?」
「うん。もうこの世界から完全に『一人の人間・神崎シン』がいなくなるなんてムリなんだよ。なんらかの形で心の中にあって、その存在をハッキリ自覚したとき――会いたくなる。全力で探しちゃうよ。こっちには財閥の子息や息女だっているんだから」
「!」
シンにとってこの世界に存在したのは瑞貴をサポートするためだ。異世界人ということでどこか脆くて寂しげだった彼女が『自分がいなくても大丈夫』と安心できるのは、世界大会が終わったときだろうと感じていた。
しかしいつの間にか『神崎シン』は彼らにとってなくてはならない存在になっていた。病院で出会った一之瀬一哉、エイリア学園討伐のために出会った吉良瞳子、コーチにスカウトする久遠と響木……そして自分を慕ってくれた円堂たち。
《し、しかし世界を支配するなど……!》
過去の経歴を信じて選んだが、結局『神への願い』という大規模が深い欲が出て後悔する神もいた。
何度も何度もその光景を目撃し、神界に戻る神もいれば願いを拒否して別世界に飛ばされる神も今まで見てきた。それがシンを地上へ行くという欲を足止めさせていた。
(僕は……地上に行けるのだろうか? 対象者を信じれるだろうか?)
☆☆☆☆☆
「しかも僕は立場上から特殊で、選んだ者を他の世界にトリップさせなければならない。だから今まで地上に降りたくても降りられなかった。でもそんなとき……瑞貴と出会ったんだ」
「私と……?」
「バッジを落としたのは誤算だった。神の資格の証だから焦ったよ。神王様に許可をもらいに行ったけど、こう告げられた……」
『先に拾った者がいれば、その者の願いを叶えろ。さもなくば力と記憶を失って別世界へと飛ばす』
神の証を失くしたから当然と言えば当然かもしれない。シンは地上へ降りてバッジを探しまくった。先に自分が見つけよう……そうすれば対象者の願いを叶える必要はない。
「でも瑞貴が先にバッジを見つけた。あのときから君はトリップする運命になったんだ」
「それってもし、拾ったのが私の親友や他の人だったら……」
「その者を対象者としてトリップさせてたよ。もちろんその世界から対象者の記憶を失くしてね」
一歩間違って悪人がバッジを拾ってしまったら、シンも他の世界へと飛ばされた神と同じ運命を辿っていただろう。
「瑞貴が拾ってくれたから僕の対象者は君になった。否が応でもね。念のため経歴を調べたら、君は暗い過去を持ちながらも前へと進んでいく人間だった……僕はそこに賭けたのさ。でも――僕はこの運命に感謝している。君がバッジを拾ってくれてよかった」
「!」
そのとき浮かべたシンの表情は今まで見た以上だった。心からの『嬉しい』という気持ちを表している。
「話が長くなったけど、一つ聞きたいことがあるんだ」
「何?」
「瑞貴はどうしてその願いを選んだの?」
瑞貴が願いを告げた時点でシンはその叶えなければならない。どんな願いが来るのかと覚悟していたら、まさか『自分がこの世界の交流を続けること』だ。驚かないわけがない。
疑問の表情を浮かべるシンに対し、瑞貴は優しく微笑んだ。
「……私にとってシンはトリップさせた神様で…お兄さんで…守や仲間とは違う頼りになる存在だった……。でもタイムリミットに気づいたら嫌な予感がしてならなかった。シンのことだから記憶は消すだろうけど――心の中で何かが失うのは間違いなかった」
タイムリミットについては『予感』でも、記憶を消したら心の中を失うことは『間違いない』と断言した。
「それはきっと守たちイナズマジャパンや雷門中サッカー部、一哉、瞳子姉さん、久遠監督や響木監督だって同じ。みんなよく言ってるんだよ? 『神崎さんの練習メニューのおかげでプレーがうまくなった』、『神崎さんに相談に乗ってもらってよかった』とか」
「みんなが……?」
「うん。もうこの世界から完全に『一人の人間・神崎シン』がいなくなるなんてムリなんだよ。なんらかの形で心の中にあって、その存在をハッキリ自覚したとき――会いたくなる。全力で探しちゃうよ。こっちには財閥の子息や息女だっているんだから」
「!」
シンにとってこの世界に存在したのは瑞貴をサポートするためだ。異世界人ということでどこか脆くて寂しげだった彼女が『自分がいなくても大丈夫』と安心できるのは、世界大会が終わったときだろうと感じていた。
しかしいつの間にか『神崎シン』は彼らにとってなくてはならない存在になっていた。病院で出会った一之瀬一哉、エイリア学園討伐のために出会った吉良瞳子、コーチにスカウトする久遠と響木……そして自分を慕ってくれた円堂たち。