頂上決戦! リトルギガント・後編‼
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
イナズマジャパンが一つの円となり、みんなで守ってみんなで攻める全員サッカーにより、ついにロココ=ウルパから点を奪うことに成功した。そして前半終了のホイッスルが鳴り、1対1の同点でハーフタイムを迎えることになる。
リトルギガントのベンチでは、マキシ=クゥを始め信じられない気持ちでいた。同点で前半を終えられたこと、さらに無敵だと思ったゴッドハンドXが破られたことに。
「同点……。しかもロココのゴッドハンドXが破られるなんて……!」
「フハハハハッ!」
「「「「「!?」」」」」
高笑いするのは自分たちの監督・円堂大介。どうしてこの状況で笑っていられるのかとマキシたちは不思議に思った。
「世界一を決める試合はこうでなくてはな!」
「ダイスケの言う通りだ……。世界のてっぺんを目指してるんだ…これぐらいで驚いちゃいけない……!」
大介に続いてロココも発言したので、全員が顔を向けると彼は自分の手を見つめながら体全体が震えていた。
「さっきのイナズマジャパンのプレーを見たら、震えが止まらないんだ……! 初めは全然大したことないと思った。でも、プレーする度にどんどん強くなって、そして僕の必殺技のゴッドハンドXまで……!」
顔を上げたロココの表情は、悔しがるどころか大介と同じようにワクワクしていた。
「スゴい! スゴいよ! こんなすごい相手と戦えるなんて! 今僕の体中が叫んでる。イナズマジャパンに勝てって!」
「ああ! そうだな!」
「うん!」
「その目だ。勝利を貪欲に求める目……それが、お前たちをさらに強くする!」
リトルギガントは大介に鍛えられた最強のチーム。故に『勝って当たり前』と思う部分があり、純粋に『勝ちたい』と思うことがなかった。しかしイナズマジャパンのプレーにより、マキシたちも闘志を燃やしている。
「作戦を伝える。――ロココ」
「うん!」
一方、イナズマジャパンは風丸一郎太に代わって不動明王を投入してきた。前半とは攻撃のリズムを変えようという久遠道也の配慮だろう。
そして円堂守と井上瑞貴を始めイナズマジャパンは後半に向けて円陣を組む。二人は最初に他のみんなを見ると全員意気込みを表すかのように笑っており、最後にお互いを見て力強く頷いた。
「みんな行くぞ!」
「絶対に勝つよ!」
「「「「「オウッ!!」」」」」
後半が始まるということで、イナズマジャパンがピッチに入ると同時にリトルギガントも続くが……。
《なんとGKのロココをFWに投入です!》
「「「「「!?」」」」」
《確かに、エリア別予選ではロココはFWとして出場し得点を記録しています。ですが、この大会に入ってからは一度もありません。大胆な作戦をとってきました、リトルギガント・荒谷監督!》
《前半で見せた、あのゴールからのキックを考えれば、これは面白いかもしれませんね》
イナズマジャパンは驚きを隠せない。リトルギガントはドラゴ=ヒルを交代してロココをFWに入れ、GKにケーン=サイトーを交代することになった。
リトルギガントのベンチでは、マキシ=クゥを始め信じられない気持ちでいた。同点で前半を終えられたこと、さらに無敵だと思ったゴッドハンドXが破られたことに。
「同点……。しかもロココのゴッドハンドXが破られるなんて……!」
「フハハハハッ!」
「「「「「!?」」」」」
高笑いするのは自分たちの監督・円堂大介。どうしてこの状況で笑っていられるのかとマキシたちは不思議に思った。
「世界一を決める試合はこうでなくてはな!」
「ダイスケの言う通りだ……。世界のてっぺんを目指してるんだ…これぐらいで驚いちゃいけない……!」
大介に続いてロココも発言したので、全員が顔を向けると彼は自分の手を見つめながら体全体が震えていた。
「さっきのイナズマジャパンのプレーを見たら、震えが止まらないんだ……! 初めは全然大したことないと思った。でも、プレーする度にどんどん強くなって、そして僕の必殺技のゴッドハンドXまで……!」
顔を上げたロココの表情は、悔しがるどころか大介と同じようにワクワクしていた。
「スゴい! スゴいよ! こんなすごい相手と戦えるなんて! 今僕の体中が叫んでる。イナズマジャパンに勝てって!」
「ああ! そうだな!」
「うん!」
「その目だ。勝利を貪欲に求める目……それが、お前たちをさらに強くする!」
リトルギガントは大介に鍛えられた最強のチーム。故に『勝って当たり前』と思う部分があり、純粋に『勝ちたい』と思うことがなかった。しかしイナズマジャパンのプレーにより、マキシたちも闘志を燃やしている。
「作戦を伝える。――ロココ」
「うん!」
一方、イナズマジャパンは風丸一郎太に代わって不動明王を投入してきた。前半とは攻撃のリズムを変えようという久遠道也の配慮だろう。
そして円堂守と井上瑞貴を始めイナズマジャパンは後半に向けて円陣を組む。二人は最初に他のみんなを見ると全員意気込みを表すかのように笑っており、最後にお互いを見て力強く頷いた。
「みんな行くぞ!」
「絶対に勝つよ!」
「「「「「オウッ!!」」」」」
後半が始まるということで、イナズマジャパンがピッチに入ると同時にリトルギガントも続くが……。
《なんとGKのロココをFWに投入です!》
「「「「「!?」」」」」
《確かに、エリア別予選ではロココはFWとして出場し得点を記録しています。ですが、この大会に入ってからは一度もありません。大胆な作戦をとってきました、リトルギガント・荒谷監督!》
《前半で見せた、あのゴールからのキックを考えれば、これは面白いかもしれませんね》
イナズマジャパンは驚きを隠せない。リトルギガントはドラゴ=ヒルを交代してロココをFWに入れ、GKにケーン=サイトーを交代することになった。