世界一へ! 11の言葉‼
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「ごめんごめん。帰ったら付けるよ」
〈うん。決勝戦、ここに集まってみんなで見るからな!〉
〈応援してるでヤンスよ!〉
〈みんな、エールいくよ!〉
〈〈〈〈〈せーの!〉〉〉〉〉
〈〈〈〈〈イナズマジャパン、ファイト――ッ!!〉〉〉〉〉
松野を筆頭に旧メンバーが合図を出すと、全員で拳を上げながらエールを送ってくれた。そんな光景に円堂と瑞貴も目尻に涙を溜めてもう一度顔を見合わせると、モニターに向かって拳を突き出す。
「みんな、ありがとう! がんばるぜ!」
「必ず勝ってくるから!」
「世界一になってやる!」
「うん!」
「俺、盛り上がって来たっスー!」
染岡竜吾も豪炎寺修也も壁山も、画面越しにいる雷門中サッカー部に誓った。
〈よーし! もう一本いくぞー!〉
〈〈〈〈〈はい!!〉〉〉〉〉
〈イナズマジャパン、ファイトー!〉
〈〈〈〈〈〈オ――ッ!!〉〉〉〉〉〉
〈ファイトー!〉
〈〈〈〈〈〈オ――ッ!!〉〉〉〉〉〉
〈ファイトー!〉
〈〈〈〈〈〈オ――ッ!!〉〉〉〉〉〉
「フフッ」
総一郎を筆頭に声を上げる雷門中サッカー部たち。もはや本人たちをそっちのけだが、そのエールは何よりも嬉しいものだと木野秋も笑っていた。
☆☆☆☆☆
通信とミーティングが終了し、各々はもう休んでいいのだがグラウンドで染岡と風丸と鬼道有人と基山ヒロトが練習に励んでいた。
しかし、そこで蹴ったボールを追いかける中、吹雪士郎が素早いスピードで追いついて取る。
「なんだ、お前もかよ」
「うん。雷門サッカー部のエールを聞いたら、ジッとしていられなくてね」
「っ! あんなエール飛ばされたら、がんばらないわけにはいかねぇよな」
染岡たちも雷門中サッカー部のエールに感化されて励んでいるのだ。照れくさいが期待されている、だからこそ応えようと練習していたのだ。
「うん。きっと白恋中のみんなもって思ったら、もっと強くなりたくなった。今日のキャプテンみたいに!」
「「「「うん」」」」
足で止めていたボールを器用に上げて手に納めた吹雪の言葉に、他の全員も同意するように頷いた。
「今日のオルフェウスとの試合で、キャプテンはまた一つ強くなった……。大介さんのノートの言葉を自分の力に変えたんだ」
「ゴッドキャッチの完成に囚われていては、決勝は戦えない……円堂はそこに気づいた」
「自分がどう決勝に臨んでいくか、あの笑顔が答えだったんじゃないかな」
ヒロトは練習試合のことを思い出す。フィディオ=アルデナの最後のシュートを受け止めたとき、完全に止められなくても円堂の笑顔に不安などなかった。むしろ何かを見つけた良い表情だった。
必殺技を完成させるだけでなく、自分の力を信じる言葉を風丸は覚えている。
「それが、『マヨワナイジシン』か」
「うん」
「きっとみんなにも、あのノートから心に響く言葉があるよ。それに気づいたとき、僕たちはまた一つ強くなれる!」
「お前にとって、響く言葉はあったのか?」
「あったよ。みんなのおかげでね」
「「「「「!」」」」」
染岡が尋ねたとき、吹雪は笑顔で言うものの視線の先は四人のうしろを見ていた。それを追うように全員うしろを向くと宿舎から出て練習をしようと意気込む他のイナズマジャパンがいた。……円堂と瑞貴を除いて。
「ジッとしてられないんだな、みんな」
それは自分たちも同じだろうと鬼道は思った。だからこそ、こうしてこの場にいるのだが。
〈うん。決勝戦、ここに集まってみんなで見るからな!〉
〈応援してるでヤンスよ!〉
〈みんな、エールいくよ!〉
〈〈〈〈〈せーの!〉〉〉〉〉
〈〈〈〈〈イナズマジャパン、ファイト――ッ!!〉〉〉〉〉
松野を筆頭に旧メンバーが合図を出すと、全員で拳を上げながらエールを送ってくれた。そんな光景に円堂と瑞貴も目尻に涙を溜めてもう一度顔を見合わせると、モニターに向かって拳を突き出す。
「みんな、ありがとう! がんばるぜ!」
「必ず勝ってくるから!」
「世界一になってやる!」
「うん!」
「俺、盛り上がって来たっスー!」
染岡竜吾も豪炎寺修也も壁山も、画面越しにいる雷門中サッカー部に誓った。
〈よーし! もう一本いくぞー!〉
〈〈〈〈〈はい!!〉〉〉〉〉
〈イナズマジャパン、ファイトー!〉
〈〈〈〈〈〈オ――ッ!!〉〉〉〉〉〉
〈ファイトー!〉
〈〈〈〈〈〈オ――ッ!!〉〉〉〉〉〉
〈ファイトー!〉
〈〈〈〈〈〈オ――ッ!!〉〉〉〉〉〉
「フフッ」
総一郎を筆頭に声を上げる雷門中サッカー部たち。もはや本人たちをそっちのけだが、そのエールは何よりも嬉しいものだと木野秋も笑っていた。
☆☆☆☆☆
通信とミーティングが終了し、各々はもう休んでいいのだがグラウンドで染岡と風丸と鬼道有人と基山ヒロトが練習に励んでいた。
しかし、そこで蹴ったボールを追いかける中、吹雪士郎が素早いスピードで追いついて取る。
「なんだ、お前もかよ」
「うん。雷門サッカー部のエールを聞いたら、ジッとしていられなくてね」
「っ! あんなエール飛ばされたら、がんばらないわけにはいかねぇよな」
染岡たちも雷門中サッカー部のエールに感化されて励んでいるのだ。照れくさいが期待されている、だからこそ応えようと練習していたのだ。
「うん。きっと白恋中のみんなもって思ったら、もっと強くなりたくなった。今日のキャプテンみたいに!」
「「「「うん」」」」
足で止めていたボールを器用に上げて手に納めた吹雪の言葉に、他の全員も同意するように頷いた。
「今日のオルフェウスとの試合で、キャプテンはまた一つ強くなった……。大介さんのノートの言葉を自分の力に変えたんだ」
「ゴッドキャッチの完成に囚われていては、決勝は戦えない……円堂はそこに気づいた」
「自分がどう決勝に臨んでいくか、あの笑顔が答えだったんじゃないかな」
ヒロトは練習試合のことを思い出す。フィディオ=アルデナの最後のシュートを受け止めたとき、完全に止められなくても円堂の笑顔に不安などなかった。むしろ何かを見つけた良い表情だった。
必殺技を完成させるだけでなく、自分の力を信じる言葉を風丸は覚えている。
「それが、『マヨワナイジシン』か」
「うん」
「きっとみんなにも、あのノートから心に響く言葉があるよ。それに気づいたとき、僕たちはまた一つ強くなれる!」
「お前にとって、響く言葉はあったのか?」
「あったよ。みんなのおかげでね」
「「「「「!」」」」」
染岡が尋ねたとき、吹雪は笑顔で言うものの視線の先は四人のうしろを見ていた。それを追うように全員うしろを向くと宿舎から出て練習をしようと意気込む他のイナズマジャパンがいた。……円堂と瑞貴を除いて。
「ジッとしてられないんだな、みんな」
それは自分たちも同じだろうと鬼道は思った。だからこそ、こうしてこの場にいるのだが。