フィディオの友情大特訓!
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とある朝、井上瑞貴は小さなグラウンドでトレーニングマシンから放たれるシュートを受け止めていた。先日ロココ=ウルパのスゴさを目の当たりにしたからだ。
(スピンするタイヤを片手で止めた、あの集中力とパワー……。これじゃあ今までのシュートは止められる確率が高い。なんとしても新必殺技を完成させなくちゃ!)
集中力と判断力を鍛えるために、瑞貴は引き続き特訓をしていくと時間が来たのかマシンが止まった。同時に体に入れていた力が抜けて座り込む。
「フゥ……」
『僕は、君が好きだ。君の心にマモルがいても、僕を選んでくれたら絶対に僕を好きにさせる自信はある』
「ロココの言葉は嬉しかったけど、私は……」
脳裏に浮かぶ円堂守の姿に、自覚する前は打ち消してきたが今は受け入れているので反応が違った。心が温かく、自然と笑顔になり、幸せな気持ちになれるのだ。
「人を好きになるって、こんな感じなんだ……」
頬を朱に染めて微笑む瑞貴は、まさに恋する乙女そのものだ。トリップ前は心に余裕を持てない日々を過ごしていたし、『相棒』という言葉で逃げ道にしていたが認めると心地よかった。
「失恋しても、守が教えてくれたことに変わりはないからね。今はこの気持ちを堪能しよっと」
相変わらず自分に向ける好意に鈍感なためか、円堂が自分のことを好きで現在両片想いなどと気づいてなかった。
――宿舎に帰るためランニングしながら向かうと、浜辺で円堂がタイヤ特訓をしていた。切れてしまったロープも新しいのに変えている。
「決勝戦まで時間がないのに……――あっ、瑞貴」
「やってるね、守も」
それから円堂に昨日のロココのことを聞いた瑞貴は、ポジションは違えど同じ気持ちなのだとわかった。
「そっか。守もロココの強さを見て特訓を……」
「あのとき、ロココのほうが早かった。やっぱり物凄い奴なんだ、あいつは」
ゴッドハンドの件も円堂が先に発動したが、タイヤを受け止めたのは一緒だった。
『君の力をそばで感じて試合がますます楽しみになってきた。決勝で会おう、マモル! ミズキ!』
「負けられないね」
「ああ。ロココにも、じいちゃんにも」
『自分の気をコントロールしろ! もっと体全体を使うんだ!』
「自分の気をコントロール……体全体で止める!」
円堂大介は勢いで言っただけだが、おかげで円堂にとっては新しい必殺技のヒントになった。
円堂は再びタイヤを振り上げると何度も何度も弾き飛ばされてしまう。
「今度こそ! ガン! シャン! ドワーン!」
大介の言葉をヒントにオーラを出すが、未完成なのでまたタイヤに弾き飛ばされてしまった。空中っ一回転するほど高く飛んだので瑞貴も駆け寄ると円堂を支えながら立ち上がらせる。
「守! 大丈夫!?」
「あ、ああ……。でも何故だ!? どうしてコントロールできないんだ!?」
「――マモル! ミズキ!」
「「!」」
名を呼ばれるが声からして確実にイナズマジャパンじゃない。振り向いてそこにいたのは――。
「「フィディオ!?」」
なんとイタリア代表オルフェウスのキャプテン・フィディオ=アルデナだった。
彼は海に体を向けて眺め始めたので、円堂もフィディオの隣に並び、瑞貴は円堂の隣に並んで共に海へ体を向けた。
「準決勝のあとは何も話せなかった。気持ちの整理がつかなくて……。『決勝戦で会おう』と言ったのに果たせなかった……すまない」
「…………」
「フィディオ……」
「マモル、ミズキ、俺たちの分までがんばってほしい! 絶対に世界一になってくれ!」
「ああ。俺たちは必ずロココに――じいちゃんに勝ってみせる!」
「えっ、じいちゃん……?」
「守。フィディオはその辺の事情は知らないって」
「あっ」
先ほどまで考えていたので自然と出たのかうっかりしていたのか、フィディオが目を丸くすると瑞貴がツッコミを入れた。
(スピンするタイヤを片手で止めた、あの集中力とパワー……。これじゃあ今までのシュートは止められる確率が高い。なんとしても新必殺技を完成させなくちゃ!)
集中力と判断力を鍛えるために、瑞貴は引き続き特訓をしていくと時間が来たのかマシンが止まった。同時に体に入れていた力が抜けて座り込む。
「フゥ……」
『僕は、君が好きだ。君の心にマモルがいても、僕を選んでくれたら絶対に僕を好きにさせる自信はある』
「ロココの言葉は嬉しかったけど、私は……」
脳裏に浮かぶ円堂守の姿に、自覚する前は打ち消してきたが今は受け入れているので反応が違った。心が温かく、自然と笑顔になり、幸せな気持ちになれるのだ。
「人を好きになるって、こんな感じなんだ……」
頬を朱に染めて微笑む瑞貴は、まさに恋する乙女そのものだ。トリップ前は心に余裕を持てない日々を過ごしていたし、『相棒』という言葉で逃げ道にしていたが認めると心地よかった。
「失恋しても、守が教えてくれたことに変わりはないからね。今はこの気持ちを堪能しよっと」
相変わらず自分に向ける好意に鈍感なためか、円堂が自分のことを好きで現在両片想いなどと気づいてなかった。
――宿舎に帰るためランニングしながら向かうと、浜辺で円堂がタイヤ特訓をしていた。切れてしまったロープも新しいのに変えている。
「決勝戦まで時間がないのに……――あっ、瑞貴」
「やってるね、守も」
それから円堂に昨日のロココのことを聞いた瑞貴は、ポジションは違えど同じ気持ちなのだとわかった。
「そっか。守もロココの強さを見て特訓を……」
「あのとき、ロココのほうが早かった。やっぱり物凄い奴なんだ、あいつは」
ゴッドハンドの件も円堂が先に発動したが、タイヤを受け止めたのは一緒だった。
『君の力をそばで感じて試合がますます楽しみになってきた。決勝で会おう、マモル! ミズキ!』
「負けられないね」
「ああ。ロココにも、じいちゃんにも」
『自分の気をコントロールしろ! もっと体全体を使うんだ!』
「自分の気をコントロール……体全体で止める!」
円堂大介は勢いで言っただけだが、おかげで円堂にとっては新しい必殺技のヒントになった。
円堂は再びタイヤを振り上げると何度も何度も弾き飛ばされてしまう。
「今度こそ! ガン! シャン! ドワーン!」
大介の言葉をヒントにオーラを出すが、未完成なのでまたタイヤに弾き飛ばされてしまった。空中っ一回転するほど高く飛んだので瑞貴も駆け寄ると円堂を支えながら立ち上がらせる。
「守! 大丈夫!?」
「あ、ああ……。でも何故だ!? どうしてコントロールできないんだ!?」
「――マモル! ミズキ!」
「「!」」
名を呼ばれるが声からして確実にイナズマジャパンじゃない。振り向いてそこにいたのは――。
「「フィディオ!?」」
なんとイタリア代表オルフェウスのキャプテン・フィディオ=アルデナだった。
彼は海に体を向けて眺め始めたので、円堂もフィディオの隣に並び、瑞貴は円堂の隣に並んで共に海へ体を向けた。
「準決勝のあとは何も話せなかった。気持ちの整理がつかなくて……。『決勝戦で会おう』と言ったのに果たせなかった……すまない」
「…………」
「フィディオ……」
「マモル、ミズキ、俺たちの分までがんばってほしい! 絶対に世界一になってくれ!」
「ああ。俺たちは必ずロココに――じいちゃんに勝ってみせる!」
「えっ、じいちゃん……?」
「守。フィディオはその辺の事情は知らないって」
「あっ」
先ほどまで考えていたので自然と出たのかうっかりしていたのか、フィディオが目を丸くすると瑞貴がツッコミを入れた。