最強のライバル!
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次にロココがタイヤを振り上げる番だが、振り上げたときにスピンをかけたので今までと違って横回転しながら上がって行く。これは危険で高度な特訓だが、ロココは逃げずに構えて集中すると――。
「はあああっ!」
「「!?」」
「あの回転を見切ったのか!?」
なんとただ受け止めるのではなく片手を突き出して止めたのだ。瑞貴と夏未は目を見開き、円堂も驚いた。
するとロココは円堂を見て、再びスピンをかけてタイヤを振り上げる。その場をどいたので円堂が入るが、実際にその場に立つことでさらに驚くことを目にする。
「っ、これを受け止めた!?」
「フッ」
(やってみせる……これは挑戦状なんだ! 集中しろ……動きをよく見るんだ!)
ブチイィッ!!
「えっ!?」
今まで特訓していたツケが来たせいか、ムリな投げ方をしたせいか、タイヤと枝を繋いでいたロープが切れてしまった。そのまま横に回転しながらタイヤは円堂の頭上を越え、うしろにいる夏未と瑞貴に襲い掛かる。
「きゃあ!」
「っ!」
「夏未! 瑞貴!」
夏未はキーパーでもないし、瑞貴もキーパーグローブを付けていない。罪悪感な事態だが円堂は二人の前に立って構える。
「ゴッド――」
「ゴッド――」
「「ハンド!」」
円堂がゴッドハンドを発動すると、いつの間にか円堂の隣に並んだロココも同じようにゴッドハンドを発動させた。二つのゴッドハンドの力でタイヤは弾き飛ばされて砂浜に落ちた。
「あっ……」
「夏未ちゃん!」
ホッとしたのか腰が抜けた夏未を瑞貴はしゃがんで支えると、ロココが二人に振り向いた。
「大丈夫? ナツミ、ミズキ、怪我はない?」
「ええ……」
「ありがとう。守、ロココ」
二人は無事だと確認したが、円堂は他に気になることがあった。そう――ロココが赤いゴッドハンドを使ったのだ。
「今のは……!」
「僕もゴッドハンドから始めたんだ。君と同じようにね」
(これがロココ=ウルパ……じいちゃんが選んだキーパーなのか……!)
「君たちの力をそばで感じて試合がますます楽しみになってきた。決勝で会おう、マモル! ミズキ!」
そう言ってロココは円堂に背を向けると、夏未を支えながら立ち上がった瑞貴の横に止まり彼女だけに聞こえる声で囁いた。
「僕はあきらめないから」
「!」
少し頬を赤くした瑞貴にロココは満足したのか、優しく微笑むと今度こそ去って行った。
「あいつのほうが、早かった……!」
「えっ? どういうこと?」
「俺のほうが先にゴッドハンドを出したのに、あとから出したロココとタイヤを受け止めるタイミングは一緒だった」
(そんな……! あの状態で円堂くんより早いなんて……!)
円堂は先に自分たちの前に来てゴッドハンドを出したが、ロココはあとから来たのにも関わらずゴッドハンドを出して円堂と同時に受け止めた。夏未はチームを去る前よりロココが強くなっていると気づいた。
ロココ=ウルパ――大介が認め直伝に鍛えた最強のGKで、円堂は彼の強さに改めて気づかされることになった。そして――。
(ロココも、瑞貴のことを……)
自分と同じせいか、まるで鏡を見ている気分だった。瑞貴に向かって優しく微笑んでいる姿が『瑞貴が好きだ』と表していた。何を言ったからは聞こえなかったが、ロココの言葉で顔を赤くした瑞貴に円堂はチクリと痛んだ胸わ抑えた。
☆副キャプテン 今日の格言☆
まずは身近をお手本にして自分らしさを出す
以上!!
「はあああっ!」
「「!?」」
「あの回転を見切ったのか!?」
なんとただ受け止めるのではなく片手を突き出して止めたのだ。瑞貴と夏未は目を見開き、円堂も驚いた。
するとロココは円堂を見て、再びスピンをかけてタイヤを振り上げる。その場をどいたので円堂が入るが、実際にその場に立つことでさらに驚くことを目にする。
「っ、これを受け止めた!?」
「フッ」
(やってみせる……これは挑戦状なんだ! 集中しろ……動きをよく見るんだ!)
ブチイィッ!!
「えっ!?」
今まで特訓していたツケが来たせいか、ムリな投げ方をしたせいか、タイヤと枝を繋いでいたロープが切れてしまった。そのまま横に回転しながらタイヤは円堂の頭上を越え、うしろにいる夏未と瑞貴に襲い掛かる。
「きゃあ!」
「っ!」
「夏未! 瑞貴!」
夏未はキーパーでもないし、瑞貴もキーパーグローブを付けていない。罪悪感な事態だが円堂は二人の前に立って構える。
「ゴッド――」
「ゴッド――」
「「ハンド!」」
円堂がゴッドハンドを発動すると、いつの間にか円堂の隣に並んだロココも同じようにゴッドハンドを発動させた。二つのゴッドハンドの力でタイヤは弾き飛ばされて砂浜に落ちた。
「あっ……」
「夏未ちゃん!」
ホッとしたのか腰が抜けた夏未を瑞貴はしゃがんで支えると、ロココが二人に振り向いた。
「大丈夫? ナツミ、ミズキ、怪我はない?」
「ええ……」
「ありがとう。守、ロココ」
二人は無事だと確認したが、円堂は他に気になることがあった。そう――ロココが赤いゴッドハンドを使ったのだ。
「今のは……!」
「僕もゴッドハンドから始めたんだ。君と同じようにね」
(これがロココ=ウルパ……じいちゃんが選んだキーパーなのか……!)
「君たちの力をそばで感じて試合がますます楽しみになってきた。決勝で会おう、マモル! ミズキ!」
そう言ってロココは円堂に背を向けると、夏未を支えながら立ち上がった瑞貴の横に止まり彼女だけに聞こえる声で囁いた。
「僕はあきらめないから」
「!」
少し頬を赤くした瑞貴にロココは満足したのか、優しく微笑むと今度こそ去って行った。
「あいつのほうが、早かった……!」
「えっ? どういうこと?」
「俺のほうが先にゴッドハンドを出したのに、あとから出したロココとタイヤを受け止めるタイミングは一緒だった」
(そんな……! あの状態で円堂くんより早いなんて……!)
円堂は先に自分たちの前に来てゴッドハンドを出したが、ロココはあとから来たのにも関わらずゴッドハンドを出して円堂と同時に受け止めた。夏未はチームを去る前よりロココが強くなっていると気づいた。
ロココ=ウルパ――大介が認め直伝に鍛えた最強のGKで、円堂は彼の強さに改めて気づかされることになった。そして――。
(ロココも、瑞貴のことを……)
自分と同じせいか、まるで鏡を見ている気分だった。瑞貴に向かって優しく微笑んでいる姿が『瑞貴が好きだ』と表していた。何を言ったからは聞こえなかったが、ロココの言葉で顔を赤くした瑞貴に円堂はチクリと痛んだ胸わ抑えた。
☆副キャプテン 今日の格言☆
まずは身近をお手本にして自分らしさを出す
以上!!