最強のライバル!
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「……僕じゃダメかな」
「ロココ?」
「ナツミから聞いてずっと君に会いたかった。もちろんマモルもそうだけど。でも『マネージャー』や『サポーター』や『チームオペレーター』じゃなく、君は『選手』という立場を選んで戦い続けている。サッカーの立場じゃ前線の居場所で」
瑞貴を離したロココは、タイヤに手を当てて顔は瑞貴に向けたまま真剣に伝える。
「実は僕が実際に君を見たのはコンドルスタジアムじゃないんだ。マモルと一緒にダイスケからタイヤをもらいに来たとき、僕もトラックの助手席に座っていたんだよ」
「ええっ!?」
あのときは夜だったし大介とフィディオ=アルデナばかり注目していたので、瑞貴も気づかなかったようだ。
「あのときからかな。予選は研究として見ていたけど、自然と目を追ってしまうことになったのは。そして君を知れば知るほど惹かれる一方だ。本当はマモルに会うために来たんだけど……――ハッキリ言うよ!」
ドガ――ンッ!!
今までで一番大きくタイヤを振り上げ、その分軽く後退したが完全に止めて瑞貴と向き合う。
「僕は、君が好きだ。君の心にマモルがいても、僕を選んでくれたら絶対に僕を好きにさせる自信はある」
「!」
それは瑞貴が友達と同じ人を好きになった罪悪感からの逃げ道を、ロココが作っているという意味だった。
もしかしたら前の自分ならロココの優しさに甘えていたかもしれない。……だけど、気持ちを自覚した今は違う。
「気持ちは嬉しいけど、私は――」
「――瑞貴!? ロココ!?」
「「!」」
ロココの告白に瑞貴が返事をしようとすると、第三者の声で二人が顔を向ければ円堂と夏未がいた。二人が同時に現れたということは今まで一緒にいたはずだ。瑞貴は少し胸がチクリとすると、それに気づいたロココは気持ちを逸らすため円堂に挨拶する。
「やあ、エンドウ=マモル」
「どうしてここに?」
「僕は君を知っている。タイヤの特訓も、プレースタイルも、必殺技も、全てダイスケから聞いたから。だから来たんだ。君に僕というプレーヤーを知ってもらうために!」
ロココがタイヤを振り上げたと思ったら受け止めようとせず、円堂を見てその場から離れる。ロココの意図に気づいた円堂は笑うとタイヤを受け止めた。その間に瑞貴は邪魔になると思い夏未の隣に移動している。
「何故だ?」
「君が僕の立場だったらそうするだろ?」
「わかった。見せてもらうぜ!」
今度は円堂がタイヤを振り上げてその場を離れると、ロココが前立ってタイヤを受け止めた。
(これがロココ……いや、この程度のはずがない。じいちゃんが見込んだ奴なんだから)
(ロココ…やっぱり興味を……。それに瑞貴のことも……)
自分で言ったとはいえ、ロココは円堂も瑞貴も気に入ってここにいると夏未は感じた。
「チームガルシルドとの戦いを見て、君のスゴさがわかった。あのひと言だけで、君はダイスケの言葉を実践してみせた」
ロココがタイヤを振り上げてその場をどき、円堂が迷いもなくタイヤの前に入って受け止める。
「でも、あの言葉に深い意味はなかったんだ。じいちゃん、つい口から出ちゃっただけで」
「知ってるよ。ダイスケは僕たちの前でもよくやるから!」
円堂がタイヤを振り上げてその場をどくと、ロココはまた前に出て受け止めた。大介から聞いたときもそうだがロココたちリトルギガントには日常茶飯事だとわかり円堂は苦笑した。
「そうなんだ……」
「でも、アレを見て僕はワクワクした。ダイスケの孫が、こんなにスゴい選手だったなんて! 君と戦える嬉しさで体が震えたんだ」
「!」
「きっと君は、あの技を完成させる。でも、僕は負けない。君以上のプレーをしてみせる!」
「望むところだ!」
「ロココ?」
「ナツミから聞いてずっと君に会いたかった。もちろんマモルもそうだけど。でも『マネージャー』や『サポーター』や『チームオペレーター』じゃなく、君は『選手』という立場を選んで戦い続けている。サッカーの立場じゃ前線の居場所で」
瑞貴を離したロココは、タイヤに手を当てて顔は瑞貴に向けたまま真剣に伝える。
「実は僕が実際に君を見たのはコンドルスタジアムじゃないんだ。マモルと一緒にダイスケからタイヤをもらいに来たとき、僕もトラックの助手席に座っていたんだよ」
「ええっ!?」
あのときは夜だったし大介とフィディオ=アルデナばかり注目していたので、瑞貴も気づかなかったようだ。
「あのときからかな。予選は研究として見ていたけど、自然と目を追ってしまうことになったのは。そして君を知れば知るほど惹かれる一方だ。本当はマモルに会うために来たんだけど……――ハッキリ言うよ!」
ドガ――ンッ!!
今までで一番大きくタイヤを振り上げ、その分軽く後退したが完全に止めて瑞貴と向き合う。
「僕は、君が好きだ。君の心にマモルがいても、僕を選んでくれたら絶対に僕を好きにさせる自信はある」
「!」
それは瑞貴が友達と同じ人を好きになった罪悪感からの逃げ道を、ロココが作っているという意味だった。
もしかしたら前の自分ならロココの優しさに甘えていたかもしれない。……だけど、気持ちを自覚した今は違う。
「気持ちは嬉しいけど、私は――」
「――瑞貴!? ロココ!?」
「「!」」
ロココの告白に瑞貴が返事をしようとすると、第三者の声で二人が顔を向ければ円堂と夏未がいた。二人が同時に現れたということは今まで一緒にいたはずだ。瑞貴は少し胸がチクリとすると、それに気づいたロココは気持ちを逸らすため円堂に挨拶する。
「やあ、エンドウ=マモル」
「どうしてここに?」
「僕は君を知っている。タイヤの特訓も、プレースタイルも、必殺技も、全てダイスケから聞いたから。だから来たんだ。君に僕というプレーヤーを知ってもらうために!」
ロココがタイヤを振り上げたと思ったら受け止めようとせず、円堂を見てその場から離れる。ロココの意図に気づいた円堂は笑うとタイヤを受け止めた。その間に瑞貴は邪魔になると思い夏未の隣に移動している。
「何故だ?」
「君が僕の立場だったらそうするだろ?」
「わかった。見せてもらうぜ!」
今度は円堂がタイヤを振り上げてその場を離れると、ロココが前立ってタイヤを受け止めた。
(これがロココ……いや、この程度のはずがない。じいちゃんが見込んだ奴なんだから)
(ロココ…やっぱり興味を……。それに瑞貴のことも……)
自分で言ったとはいえ、ロココは円堂も瑞貴も気に入ってここにいると夏未は感じた。
「チームガルシルドとの戦いを見て、君のスゴさがわかった。あのひと言だけで、君はダイスケの言葉を実践してみせた」
ロココがタイヤを振り上げてその場をどき、円堂が迷いもなくタイヤの前に入って受け止める。
「でも、あの言葉に深い意味はなかったんだ。じいちゃん、つい口から出ちゃっただけで」
「知ってるよ。ダイスケは僕たちの前でもよくやるから!」
円堂がタイヤを振り上げてその場をどくと、ロココはまた前に出て受け止めた。大介から聞いたときもそうだがロココたちリトルギガントには日常茶飯事だとわかり円堂は苦笑した。
「そうなんだ……」
「でも、アレを見て僕はワクワクした。ダイスケの孫が、こんなにスゴい選手だったなんて! 君と戦える嬉しさで体が震えたんだ」
「!」
「きっと君は、あの技を完成させる。でも、僕は負けない。君以上のプレーをしてみせる!」
「望むところだ!」