最強のライバル!
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「ん? ああ、アレか。あのとき、つい口から出ちまってな。意味なんてないぞ」
「えー!? そ、そうなの!?」
「フハハハハッ!」
「ハァ……」
新必殺技のヒントや戦術のアドバイスではなく、ただ単に勢いよく叫んだという真実に円堂は溜息を吐いた。
「でもあれで、新しい必殺技の感じはつかめたんだ。俺、がんばってみるよ!」
「いいぞ、思った通りやってみろ。ハッハッハッハッ」
挑戦し続け進化していく円堂の姿に、大介はその結果と決勝で戦えるのを楽しみにしていた。
二人の様子を見守り続けながら話していた瑞貴と夏未だが、大介と円堂が立ち上がった姿を見て終了だということに気づく。
「じゃあ、私も行くね」
「夏未ちゃん。この間の試合、本当にありがとう。夏未ちゃんのアドバイスと言葉が、私の背中を押してくれたんだ」
最初に出会ったのは円堂だが、最初に友達になったのは夏未だ。だからこそ、あの言葉がどれほど瑞貴にとって心強かったのか、夏未は知らないかもしれない。
「親友の危機だもの、これくらい当然よ。あと、私からもありがとう」
「えっ?」
「帽子。あれがあったからコトアールの日差しに慣れるまで快適に過ごせたわ」
夏未が日本を旅立つ前に、瑞貴は自分が作ったコサージュを付けた帽子を送った。それが夏未にとって支えになって、大介に見せた円堂と瑞貴のツーショット写真と共に眺めながら日本のことを思い出していたこともあったのだ。
夏未が大介のトラックを行ったのを見届け、瑞貴は円堂の元へ行った。……同時刻、夏未は大介から卒業と同時にイナズマジャパンの帰還を命じられたなど誰も知らなかった。
☆☆☆☆☆
翌日。グラウンドに集まったイナズマジャパンは久遠道也と神崎シンから新メンバーを紹介された。その人物とはなんと――。
「今日から我がチームに、雷門夏未が加わることになった」
「イナズマジャパンのチームオペレーターになるから、みんなよろしくね」
「「「「「…………」」」」」
久しぶりに雷門中の制服を着た夏未が紹介されたが、全員呆然としていた。その理由を壁山塀吾郎が呟くと音無春奈も同意する。
「夏未さん、この間までリトルギガントにいたんスよね……?」
「うん……」
「いいのか? あっち行ったりこっち行ったりする奴なんかをチームに入れてよ」
(夏未さん……。みんな……)
不動明王の言うように、夏未はもともとイナズマジャパンだったが留学という名の調査を機にリトルギガントに入ったのだ。木野秋も戸惑いを隠せない。この反応は夏未も予想通りの覚悟で戻って来たのか表情は変わっていない。
しかしイナズマジャパンの中に二人の人物が夏未の前に出た。言わずもがな円堂と瑞貴だ。二人は夏未を快く歓迎しており、円堂は手を差し出して瑞貴は満面の笑顔でいる。その反応に夏未も驚いて目を見開いた。
「よろしくな、夏未!」
「一緒に世界一になろうね!」
「……ええ!」
夏未は円堂と握手を交わし、次いで瑞貴と握手を交わした。キャプテンと副キャプテンが認めたら異論はないし迷いもなくなったのか、風丸一郎太を始め他の選手たちも声を上げる。
「よろしく頼むぞ」
「チッ」
「お願いしますっス!」
「こちらこそよろしく」
(よかった……!)
不動も舌打ちをしたが顔は笑っていて、壁山も笑顔になり、全員夏未と笑い合っている。その様子に秋もホッとした。
「えー!? そ、そうなの!?」
「フハハハハッ!」
「ハァ……」
新必殺技のヒントや戦術のアドバイスではなく、ただ単に勢いよく叫んだという真実に円堂は溜息を吐いた。
「でもあれで、新しい必殺技の感じはつかめたんだ。俺、がんばってみるよ!」
「いいぞ、思った通りやってみろ。ハッハッハッハッ」
挑戦し続け進化していく円堂の姿に、大介はその結果と決勝で戦えるのを楽しみにしていた。
二人の様子を見守り続けながら話していた瑞貴と夏未だが、大介と円堂が立ち上がった姿を見て終了だということに気づく。
「じゃあ、私も行くね」
「夏未ちゃん。この間の試合、本当にありがとう。夏未ちゃんのアドバイスと言葉が、私の背中を押してくれたんだ」
最初に出会ったのは円堂だが、最初に友達になったのは夏未だ。だからこそ、あの言葉がどれほど瑞貴にとって心強かったのか、夏未は知らないかもしれない。
「親友の危機だもの、これくらい当然よ。あと、私からもありがとう」
「えっ?」
「帽子。あれがあったからコトアールの日差しに慣れるまで快適に過ごせたわ」
夏未が日本を旅立つ前に、瑞貴は自分が作ったコサージュを付けた帽子を送った。それが夏未にとって支えになって、大介に見せた円堂と瑞貴のツーショット写真と共に眺めながら日本のことを思い出していたこともあったのだ。
夏未が大介のトラックを行ったのを見届け、瑞貴は円堂の元へ行った。……同時刻、夏未は大介から卒業と同時にイナズマジャパンの帰還を命じられたなど誰も知らなかった。
☆☆☆☆☆
翌日。グラウンドに集まったイナズマジャパンは久遠道也と神崎シンから新メンバーを紹介された。その人物とはなんと――。
「今日から我がチームに、雷門夏未が加わることになった」
「イナズマジャパンのチームオペレーターになるから、みんなよろしくね」
「「「「「…………」」」」」
久しぶりに雷門中の制服を着た夏未が紹介されたが、全員呆然としていた。その理由を壁山塀吾郎が呟くと音無春奈も同意する。
「夏未さん、この間までリトルギガントにいたんスよね……?」
「うん……」
「いいのか? あっち行ったりこっち行ったりする奴なんかをチームに入れてよ」
(夏未さん……。みんな……)
不動明王の言うように、夏未はもともとイナズマジャパンだったが留学という名の調査を機にリトルギガントに入ったのだ。木野秋も戸惑いを隠せない。この反応は夏未も予想通りの覚悟で戻って来たのか表情は変わっていない。
しかしイナズマジャパンの中に二人の人物が夏未の前に出た。言わずもがな円堂と瑞貴だ。二人は夏未を快く歓迎しており、円堂は手を差し出して瑞貴は満面の笑顔でいる。その反応に夏未も驚いて目を見開いた。
「よろしくな、夏未!」
「一緒に世界一になろうね!」
「……ええ!」
夏未は円堂と握手を交わし、次いで瑞貴と握手を交わした。キャプテンと副キャプテンが認めたら異論はないし迷いもなくなったのか、風丸一郎太を始め他の選手たちも声を上げる。
「よろしく頼むぞ」
「チッ」
「お願いしますっス!」
「こちらこそよろしく」
(よかった……!)
不動も舌打ちをしたが顔は笑っていて、壁山も笑顔になり、全員夏未と笑い合っている。その様子に秋もホッとした。