最強のライバル!
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ガルシルド=ベイハンの一件を終えて響木正剛も意識を取り戻した。心置きなくFFIに臨める中、とある夜に円堂守と円堂大介はジャパンエリアにある浜辺に座って海を眺めていた。そばには二人が再会したキッカケのタイヤがぶら下がっている。
そして少し離れた場所にある東屋(アズマヤ)では、井上瑞貴と雷門夏未が見守りつつ二人も自分たちの再会を喜び合っていた。
「大きくなったな、守」
「じいちゃん。俺……じいちゃんにずっと会いたかったんだ」
「わしもだ」
「じいちゃん……!」
大介は円堂の肩に手を置いて軽く自分に引き寄せると、円堂も体を寄せた。こうして祖父と孫の会話ができるようになったことに何より喜んでいるのは二人なのだから。
お互いのぬくもりを確かめ合ったあと、もう一度座り直して大介がこれまでの経緯を話す。
「わしはガルシルドの陰謀によって命を狙われてな……。だが、そいつを逆に利用することにした。いっそ死んだことにしちまおうってな」
コトアールに渡った大介は世界中からガルシルドの悪事を暴くための証拠をかき集めたが、つかんだ情報はすぐに使い物にならなくなった。ガルシルドがもみ消したからだ。
こうなったら根比べだと大介は燃えて必死だった。日本の仲間から送られた家族の様子――赤ちゃんの円堂も含めた写真も戦う力になっただろう。そんな大介をコトアールの人たちは受け入れてくれた。大らかで、仲間を想う優しさ、信じるここにいる……いつしか大介はコトアールという所が好きになった。
「そうしたら毎日の生活がどんどん楽しくなってな。あと一年…もう一年と思っていたら……あっという間に四十年だ! アーハッハッハッ!」
「じいちゃん……」
ガルシルドとの決着が四十年もかかったのは情報が少なかったからだけでなく、コトアールに居続けようとした大介の行動のせいもあるのではないかと円堂は呆れながら思った。
「予選からずっと見ていた。守……いいサッカープレーヤーになったな」
「じいちゃんがいろんなモノを残してくれたからさ」
大介が書いた特訓ノート――必殺技のヒントや、心に力強く響く言葉がビッシリ書いてあってスゴく興奮した。汗と泥が染みたバンダナ――それを付けると大介の熱い魂をビシビシ感じた。グローブに付いた傷の一つ一つが『努力は自分を裏切らない』って言ってた。
「サッカーやってて、俺の背中を押してくれるじいちゃんをいつも感じていたよ……。でも、まだまだなんだ。俺、もっともっと強くなる!」
「フッ」
自分という原点から成長してきた孫を見て、大介は嬉しそうに円堂の頭を少し乱暴に撫でる。
「守」
「ん?」
「サッカー好きか?」
「大好きさ! 俺、サッカーやってて本当によかった!」
「そうか」
「へへっ!」
「その気持ちさえあるば、どこまでも強くなれる! そして――ドガガガーン! 燃やせ! 弾けろ! 光り輝く星となるのだ!」
サッカーが好きだと即答した円堂に大介は興奮して夜空に浮かぶ一番星を指差し、星も応えるようにキランと輝いた。
「うん! よくわかんないけど、わかった!」
「ハハハハッ!」
「「アハハハハッ!」」
「じいちゃん! 俺、がんばるよ! ――ガン! シャン! ドワーン!」
共に笑い合ったあと、円堂は立ち上がって両拳を前に突き出して叫ぶ。
「なんだそりゃ?」
「ほら、この間教えてくれた必殺技のヒントだよ!」
チームガルシルド戦で大介の言葉が、円堂に新たな必殺技の片鱗を見せたのだ。
そして少し離れた場所にある東屋(アズマヤ)では、井上瑞貴と雷門夏未が見守りつつ二人も自分たちの再会を喜び合っていた。
「大きくなったな、守」
「じいちゃん。俺……じいちゃんにずっと会いたかったんだ」
「わしもだ」
「じいちゃん……!」
大介は円堂の肩に手を置いて軽く自分に引き寄せると、円堂も体を寄せた。こうして祖父と孫の会話ができるようになったことに何より喜んでいるのは二人なのだから。
お互いのぬくもりを確かめ合ったあと、もう一度座り直して大介がこれまでの経緯を話す。
「わしはガルシルドの陰謀によって命を狙われてな……。だが、そいつを逆に利用することにした。いっそ死んだことにしちまおうってな」
コトアールに渡った大介は世界中からガルシルドの悪事を暴くための証拠をかき集めたが、つかんだ情報はすぐに使い物にならなくなった。ガルシルドがもみ消したからだ。
こうなったら根比べだと大介は燃えて必死だった。日本の仲間から送られた家族の様子――赤ちゃんの円堂も含めた写真も戦う力になっただろう。そんな大介をコトアールの人たちは受け入れてくれた。大らかで、仲間を想う優しさ、信じるここにいる……いつしか大介はコトアールという所が好きになった。
「そうしたら毎日の生活がどんどん楽しくなってな。あと一年…もう一年と思っていたら……あっという間に四十年だ! アーハッハッハッ!」
「じいちゃん……」
ガルシルドとの決着が四十年もかかったのは情報が少なかったからだけでなく、コトアールに居続けようとした大介の行動のせいもあるのではないかと円堂は呆れながら思った。
「予選からずっと見ていた。守……いいサッカープレーヤーになったな」
「じいちゃんがいろんなモノを残してくれたからさ」
大介が書いた特訓ノート――必殺技のヒントや、心に力強く響く言葉がビッシリ書いてあってスゴく興奮した。汗と泥が染みたバンダナ――それを付けると大介の熱い魂をビシビシ感じた。グローブに付いた傷の一つ一つが『努力は自分を裏切らない』って言ってた。
「サッカーやってて、俺の背中を押してくれるじいちゃんをいつも感じていたよ……。でも、まだまだなんだ。俺、もっともっと強くなる!」
「フッ」
自分という原点から成長してきた孫を見て、大介は嬉しそうに円堂の頭を少し乱暴に撫でる。
「守」
「ん?」
「サッカー好きか?」
「大好きさ! 俺、サッカーやってて本当によかった!」
「そうか」
「へへっ!」
「その気持ちさえあるば、どこまでも強くなれる! そして――ドガガガーン! 燃やせ! 弾けろ! 光り輝く星となるのだ!」
サッカーが好きだと即答した円堂に大介は興奮して夜空に浮かぶ一番星を指差し、星も応えるようにキランと輝いた。
「うん! よくわかんないけど、わかった!」
「ハハハハッ!」
「「アハハハハッ!」」
「じいちゃん! 俺、がんばるよ! ――ガン! シャン! ドワーン!」
共に笑い合ったあと、円堂は立ち上がって両拳を前に突き出して叫ぶ。
「なんだそりゃ?」
「ほら、この間教えてくれた必殺技のヒントだよ!」
チームガルシルド戦で大介の言葉が、円堂に新たな必殺技の片鱗を見せたのだ。