襲撃! 究極の強化人間‼
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「最初に聞いたときは半信半疑だったが、それから送られるカゲヤマの報告……アジア予選のデータ……君が唯一の女子選手として出場できたのも、君の世界とこの世界の次元が別物だからだ」
「ち、違う!」
「これもいわゆるドーピングではないか? 何もかもが根本的に我々と別なのだからな」
「違う! 違う!」
「世間に公表すれば君はマスコミだけでなく科学者や裏の者からも注目を集め、狙われるだろう。その前に私が守ってやる。ただし、私の手伝いをしてくれるのならな」
「違う! 違う! 違うの!」
まるで悪魔の囁きのようにガルシルドが淡々と話す中、瑞貴は両耳を両手で押さえて目を閉じて首を振る。
確かに瑞貴の世界のサッカーとこの世界のサッカーは『必殺技』という根本的に違うモノがあるのだ。元の世界では使えず、この世界では使える――本来なら矛盾しているのだ。
この世界に慣れるようにトリップさせた神崎シンが何かをした可能性はあるが、瑞貴は雷門中サッカー部に入部してから全てのポジションを使いこなせるようにしてチームに貢献してきた。だがガルシルドは全てを否定する言い方をしている。
(私は……私のやってきたことは何も意味がないの……!?)
自分――『井上瑞貴』という異質な存在で変わってしまう可能性は数多く存在している。だから瑞貴は最悪な結果に繋がらないようにして、何度も悩んだが前向きにいこうと決意した。
だけどそれもガルシルドの核心を突いた言葉で自信がなるなってくる。……『存在の否定』は瑞貴にとって一番嫌いで傷つくことだった。
「――瑞貴のことを何も知らないくせに、勝手なことを言うな!」
膝から崩れ落ちそうになるとき、自分の前にガルシルドから守るように誰かが立ち塞がった気配がした。目を開けるとそこにいたのは――円堂だ。
「守……?」
「何も知らない? イノウエ=ミズキが日本にいたときからのデータは全て――」
「違う! 瑞貴の努力だ!」
影山がガルシルドに送ったのはあくまで試合記録――日常のことについてはなかった。
早朝に起きてランニングをし、練習が終わったあとも特訓し、手だってマメと傷だらけ――女子ならば気にすることも瑞貴は『サッカー』というモノの前では関係なかった。
「俺は出会ったときから瑞貴がサッカーを好きなこと、人の何倍も努力する奴だと知っている。それを俺は誰よりも見て知ってきた……異世界とか関係なく、瑞貴はスゴいんだ! 俺たちの副キャプテンを――俺の相棒を悪く言うな!!」
「「「「「ああ/うん!!」」」」」
「守……! みんな……!」
そう――どんなに不安になっても、挫折しそうになっても、瑞貴には相棒の円堂や仲間の存在があるからここまで来た。何度気づかされて何度助けられたことだろうか。
すると瑞貴の体の震えは止まり、両手を耳から離し、もう一度目を閉じると次に深呼吸して開けた。もう彼女には――迷いはない。円堂の隣に立ち、真っ直ぐガルシルドを見る。
「ガルシルド……確かに私は異世界人で、元の世界とこの世界の違いを持っている」
「フンッ。認めるか」
「二つの世界で違うモノ――それは仲間と信頼する心だ!」
元の世界では失ってしまい親友・加藤綾香しか信用できなかった。しかしこの世界では円堂を始め雷門中サッカー部…キャラバンメンバー…イナズマジャパン…支えてくれる人々…出会ったライバルたち――全ての存在が瑞貴の力になった。
「私はあんたの元へなんかいかない! 私たちが出会った絆――サッカーを悪用する奴なんかに絶対屈するものか!」
そうガルシルドに宣言し、次いで瑞貴は円堂に顔を向けて二人は笑って頷き合うと拳を握り締め、今度は二人そろってガルシルドに宣言した。
「「その勝負、受けて立つ!」」
「!」
「やめろ、守、嬢ちゃん」
二人の宣言にロココは目を見開くが、大介はそれを止めた。
「ち、違う!」
「これもいわゆるドーピングではないか? 何もかもが根本的に我々と別なのだからな」
「違う! 違う!」
「世間に公表すれば君はマスコミだけでなく科学者や裏の者からも注目を集め、狙われるだろう。その前に私が守ってやる。ただし、私の手伝いをしてくれるのならな」
「違う! 違う! 違うの!」
まるで悪魔の囁きのようにガルシルドが淡々と話す中、瑞貴は両耳を両手で押さえて目を閉じて首を振る。
確かに瑞貴の世界のサッカーとこの世界のサッカーは『必殺技』という根本的に違うモノがあるのだ。元の世界では使えず、この世界では使える――本来なら矛盾しているのだ。
この世界に慣れるようにトリップさせた神崎シンが何かをした可能性はあるが、瑞貴は雷門中サッカー部に入部してから全てのポジションを使いこなせるようにしてチームに貢献してきた。だがガルシルドは全てを否定する言い方をしている。
(私は……私のやってきたことは何も意味がないの……!?)
自分――『井上瑞貴』という異質な存在で変わってしまう可能性は数多く存在している。だから瑞貴は最悪な結果に繋がらないようにして、何度も悩んだが前向きにいこうと決意した。
だけどそれもガルシルドの核心を突いた言葉で自信がなるなってくる。……『存在の否定』は瑞貴にとって一番嫌いで傷つくことだった。
「――瑞貴のことを何も知らないくせに、勝手なことを言うな!」
膝から崩れ落ちそうになるとき、自分の前にガルシルドから守るように誰かが立ち塞がった気配がした。目を開けるとそこにいたのは――円堂だ。
「守……?」
「何も知らない? イノウエ=ミズキが日本にいたときからのデータは全て――」
「違う! 瑞貴の努力だ!」
影山がガルシルドに送ったのはあくまで試合記録――日常のことについてはなかった。
早朝に起きてランニングをし、練習が終わったあとも特訓し、手だってマメと傷だらけ――女子ならば気にすることも瑞貴は『サッカー』というモノの前では関係なかった。
「俺は出会ったときから瑞貴がサッカーを好きなこと、人の何倍も努力する奴だと知っている。それを俺は誰よりも見て知ってきた……異世界とか関係なく、瑞貴はスゴいんだ! 俺たちの副キャプテンを――俺の相棒を悪く言うな!!」
「「「「「ああ/うん!!」」」」」
「守……! みんな……!」
そう――どんなに不安になっても、挫折しそうになっても、瑞貴には相棒の円堂や仲間の存在があるからここまで来た。何度気づかされて何度助けられたことだろうか。
すると瑞貴の体の震えは止まり、両手を耳から離し、もう一度目を閉じると次に深呼吸して開けた。もう彼女には――迷いはない。円堂の隣に立ち、真っ直ぐガルシルドを見る。
「ガルシルド……確かに私は異世界人で、元の世界とこの世界の違いを持っている」
「フンッ。認めるか」
「二つの世界で違うモノ――それは仲間と信頼する心だ!」
元の世界では失ってしまい親友・加藤綾香しか信用できなかった。しかしこの世界では円堂を始め雷門中サッカー部…キャラバンメンバー…イナズマジャパン…支えてくれる人々…出会ったライバルたち――全ての存在が瑞貴の力になった。
「私はあんたの元へなんかいかない! 私たちが出会った絆――サッカーを悪用する奴なんかに絶対屈するものか!」
そうガルシルドに宣言し、次いで瑞貴は円堂に顔を向けて二人は笑って頷き合うと拳を握り締め、今度は二人そろってガルシルドに宣言した。
「「その勝負、受けて立つ!」」
「!」
「やめろ、守、嬢ちゃん」
二人の宣言にロココは目を見開くが、大介はそれを止めた。